『クロスファイアー・ハリケーン』日本上陸 | Me‐Herひとり探偵団のコラージュ

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いつもにっこりハーフボイルド探偵Kent Walkerにクライアントはいません。
行き当たりばったりでシティ&カントリーに出没。
スクープにならないネタを捜して今日も行く、
ぶらぶら歩けば棒にあたる・・・何かいいことないか子猫ちゃん

1週間限定のプレミア上映、その上1日1回だけ


と云うことなので、スケジュールをムリクリして


尼崎COCOEに行ってきました。


ザ・ローリング・ストーンズ結成50周年記念


公式ドキュメンタリー映画。


Me‐Herひとり探偵団のコラージュ


ミック・ジャガー自らがプロデュースした作品です。


バンド創成期の様子が、当時のフィルムから


生に伝わってきます。


今はいない金髪おかっぱ頭のブライアン・ジョーンズが


茄子型のVOXのギターを弾いてます。


彼は、ブルースから影響を受けていますが、


カントリーのスチール奏法を駆使した


ストーンズのバラードの艶やかさは、


ブライアン在籍時の特徴かもしれません。


ストーンズも結成当初はR&Bのカバー・バンド


だったんですが、ビートルズの対抗バンドとして、


ロンドン・レーベルが、ビートルズの良い子イメージに


対しストーンズは悪ガキイメージで売りだそうと画策し


メンバーもそれにのり実際もドラッグもヤッタ時代


だったので反体制イメージが確立され


オリジナル曲をミックとキースでその線に


そって曲創りをしていった様が克明に描かれてます。


リバプールのビートルズに対しロンドンコジキと


悪口言われてましたね。


ブライアンの微妙なバンドでの立ち位置から、


事故死しメンバーに衝撃が走る様子も


内から撮影された映像から伝ってきます。


その後、替わりのメンバーのミック・テイラーが


加入しサウンドが変化、そのミック・テイラーも


70年代中頃に脱退するのですが、


この映画はそのミック・テイラーまでのストーンズを


中心に構成しています。


やはり、ロック史の定説


「ロック・ミュージックは70年代前半で完成をみた」


ストーンズの黎明期の「サティスファクション」「黒くぬれ」


「夜をぶっ飛ばせ」「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」


珠玉の名曲が・・・


青春を同時代体験出来た幸せ感にドップリです。


キースのギターがリードし、ビル・ワイマンのベースが


追いかけそれをチャーリー・ワッツのドラムが遅れて


合わせるというインストゥルメンタルは泣かせますね。


当時どうしてもサティスファクションのベースラインが


どう弾いているかわからなくて苦労しました。


スコアーも映像もない時代でしたから


レコードだけが頼りで擦り切れるぐらい聴いたものです。


ストーンズの映画では、「ギミー・シェルター」これも凄かった


20台位のカメラで同撮した映像を編集しており、


ライブバンドの生き様が活写されてました。


また、総指揮を執ったあのマーティン・スコセッシが監督した


「シャイン・ア・ライト」は、まだ記憶に新しいです。


今回のこの映画はバックステージ、


スタジオの録音時の映像、ライブステージ映像、


それもステージ上やステージの


袖から撮影されたシーンが新鮮です。


まあ、客席からみればリバース・アングル逆映像ですね。


最後にかかるのが最新曲もちろんロニー・ウッドが


リズム・ギターですが、彼が加入してからの


ストーンズは明らかにサウンドが変わりました。


一言で言えば明るくヌケが良くなりました。


バンドではリズム・ギターって大事ですよ。


バンドは生き物ハーモニーです。


演奏テクや人間性もそこに反映するんですね。



今年はビーチボーイズ55周年、ビートルズ50周年


期せずして3大ロック・レジェンドのアニバーサリー年。


ビーチボーイズは日本公演をしてくれました。


ストーンズは今週ロンドンで公演します。


クロスファイア・ハリケーンが日本上陸してくれたので


ロンドンに行けなくても大満足でした。