「勘弁してください」・・・働き蜂 | 踊るアホぅで喜怒哀楽・2

「勘弁してください」・・・働き蜂

「純粋はちみつ」に糖分混入

「純粋はちみつ」と表示された商品について、ハチミツ商品の適正な表示を推進する社団法人「全国はちみつ公正取引協議会」(東京都中央区)が、定期検査で人工甘味料などが混ぜられた商品を見つけたにもかかわらず、警告に基づく再調査や、公正取引委員会への報告を怠っていたことがわかった。同協議会は「調査や報告が不十分だったと反省しており、改善したい」と話している。


・・・「純粋」なハチミツに人工の甘味料などが混入されていたそうだ。
過去に業界にもいたことがありますし、この「全国はちみつ公正取引委員会」にも加盟をしている企業で勤務をしていましたので「ああ、今頃・・・・なんで?」と、いう感じです。


 日本に流通するハチミツに純粋といわれるものは、非常に貴重です。国産ともなれば、全国に流通するハチミツの5%あるかないかです。多くは水飴などが混ぜられているのではないでしょうか?私は、承知の上で購入しています。


 「社団法人全国はちみつ公正取引委員会」は、今回の事態に、訳のわからないコメントを発表していますが、加盟金、商品を売れる毎に4円のロイヤリティーなど搾取をするわりには、とても無責任な発言が多いです。委員会の役人などは、天下りと、加盟企業のトップで構成されているので、既得の利益確保のみで運営されているのでしょう。


 本来の設立趣旨は、『「はちみつ類の表示に関する公正競争規約」に基づき消費者に商品選択の目安を与えるとともに、粗悪品を排除して、市場に適正な製品が流通されることをねらいとしている』この粗悪品の多くは、輸入物のハチミツであり、このような商品を高額でお年寄りに販売する業者も多いのです。少し前には抗生物質などの混入なども騒がれました。


 ミツバチは美しい環境のところにしか住めません。そして短い一生を送るのです。国内でミツバチ製品の高騰化が進んでいるのも、日本にはミツバチが住める環境が少なくなり、それと同時に手作業が多いため製品化へのコストダウン化が極限にまできているということでしょう。


 「ハチミツは自然の甘味料と思っていた」とニュースでインタビューをされている人が答えていました。勿論間違いではありませんが、平和ボケもいいところです。結局自分たちのやってきた高度成長化、利便性の向上、低価格化のツケが自然に影響し、巡りめぐって自分たちに災い(純粋なものが手ごろな価格で入手できない)を起しているのにまだ気付かない。


今後、公正取引委員会か農水省は調査が行われるようです。

しかし、健康食品や冷凍食品が騒がれないのは何故だろう?今回のタイプと同じようなものであると思いますが・・・。