何が出来るだろうか? 【夕張市再建案】
4月から財政再建団体に移行する北海道夕張市で、早期退職希望数と定年退職者の総数が職員(309人)のほぼ半数にあたる152人になったことが10日、分かった。今年度で見込んだ退職者数は83人だったが、2009年度当初目標に到達した。
背景には、給与の平均30%カット(最大35・4%)や、段階的に退職金を最大4分の1にまで削減するなど、「事実上の解雇通告」(市幹部)という厳しい再建計画(骨子)がある。42歳モデルで年収が4割減の370万円程度になるなど、「子どもを進学させられない」などとして、市外へ出る職員も。残る職員には「行政サービスが継続できず、これでは街の再生にならない」との声が根強い。
・・・昨日の報道や今朝の新聞などにはより詳しく書かれているが 「ハア?」 、 「納得!」 と、それぞれに思われていることでしょう。先日の成人式を見て、少し安堵をしていたのは私だけでしょうか?
会社の経営破綻にしても、自治体の財政破綻にしても、個人の自己破産にしても、なにも一夜明けて突然やってくるわけでありません。必ず事前に原因があり、中にいるものは、その原因をわかっているハズなのです。(まあ、こんなことを今の夕張市にいってもどうにもならんことですが)
難破船から逃げる体力のある者から先に逃げ出したように、私には見えます。
企業の再建にしても人件費の削減は定説ですが、これでは市制の機能が心配になります。人員を削減するにも理由があり単にコストのみを追ってしまうのならば、今後の夕張市の行く末が本当に心配です。あらゆる市民へのサービスカットの上に、携わる職員の質の低下はまさに追い討ちを掛けるのではないでしょうか。再建ということであれば、精神的なエネルギーは通常の200%とか300%は必要であり、各年齢層の職員が勇気と情熱を振るわなければならないシステムづくりはできないもんなのでしょうか。
確かに所得が3割カットになるということは大変なことです。
所得低下や一部はその責任ということも理由なのでしょうが、再建を先導できるのは地元の公務員の方々です。「けち」と「節約」を勘違いするように、何かこの状態にも勘違いがあるような気がしてなりません。優秀な人材の流失もあるでしょうし、一体、誰がこんなプランを立てているのだろう?このような退職者のニュースが出ると言う事は、すでに、人員削減後の市制プランは出来上がっているということなのだろうか?(辞めて行く職員達の中には、いかに世の中の現実が厳しいか良い機会でもありましょうが)
現在ニッポンの負債は800兆円弱だそうです。国内がこんな状態でも、鈍感な政治家達は海外旅行に行っている始末、どうせ鈍感なら復興国債みたいなものを発行して、とりあえず夕張市に回せないのかあ。国の借金が1兆円増えたところで、私たちの生活が大きく変わりやしないならば。浅はかだがこんなことしか浮かばない。
何人かの大臣さんたちの不明瞭なお金を回していただいても構わないのだが。
※夕張支援かたり「偽」募金をやっているバカがいるそうですので、皆さん気をつけてください!