1月10日 今日は『明太子の日』なんだって
炊きたての熱い白飯に、明太子だけで、飯が何杯もイケる!っていう人は多いのではないだろうか?
20~30年前までは地元福岡ではいつも食卓に並ぶ惣菜として、それ以外では福岡からの土産という印象があったのではないだろうか?ガキの頃、親父の弁当には焼き明太と塩鯨、梅干がおかずの常連だったことを思い出すと、かなり安価な食材だったに違いない。
今日は博多 味の明太ふくや さんの川原さんが初めて明太をこの世に出した日にちなんで、『明太の日』としたそうだ。
博多のふくやさんは、今の辛子明太子の元祖と言われる地元の企業だ。また、食品を通信販売として本格的に流通させたイノベーターでもある。(今では産直通販と言われるが)多くの通販システムはふくやさんのサービス形態、配送方法、顧客への対応が基本となっているところが多い。(やっている人たちも知らないと思うが)私も見学に行ったり、いろいろ勉強をさせていただいた。熊本の再春館製薬と同じく新しい流通形態をつくった福岡が誇れる企業である。川原さんは地域への協賛活動にとても熱心で、地元でも悪い噂は聞いたことがない。今CMなどで聞く“やずや”の亡くなった先代社長とともに、熱く、徳を持った経営者であると思う。
今では、地元福岡でも明太は高級食品になってしまった。原料の高騰が原因でと言われている。卵のように毎日食べられるわけではなく、求める味やブランドによって価格も様々である。どちらかといえば、贈答品に近いものがある。
いつのまにか明太子市場は1300億円とも1400億円とも言われている巨大市場に成長してしまい、明太業者も数知れず。ラーメンやうどん、カレーなどと同じように多くの人が、明太子の自分ブランドをもっているのではなかろうか。
ちなみに私は“稚加榮”というところの明太子が好きである。
◆参考程度に
今の明太子って・・・助宗鱈(介党鱈)の卵(鱈子)の塩辛で、元々は朝鮮半島に伝わる家庭の惣菜だったらしい。これを日本人の口に合うように味附けして、からし明太子が作り上げられた。そうだ。