福岡市長選挙 沖縄県知事選挙 民意は反映されるのか
11月19日は福岡市、沖縄県の首長選挙であった。双方、緊張する都市でありその行方が注目される選挙。
私は福岡市市民であり、当然、福岡市長選に力が入る。現職の山崎市長が自民から公認を得る得ないのスッタモンダがあり波乱がありそうな予感はしていた。他立候補や結果を伝えるマスコミは、こぞって福岡市の財政悪化、オリンピックの誘致問題、市職員の飲酒運転問題などが争点となった、と言っている。財政悪化は深刻な問題であるが、前に進もうとするオリンピック誘致については評価はゼロではない。また、職員の飲酒問題はハッキリいって現市長の責任ではないと思う。辿り辿れば市長に辿りつくわけで、違う人間が市長であれば、多分同じ事なのであると思う。
私個人としては、今回の投票結果は、今の国政にNOを突きつけたのではないかと思っている。投票率が10%以上前回より伸びたのも、公務員の怠慢や汚職、イジメにみる教育問題、年金問題など『現在と将来』にわたり希望が見えない無党派の危機感ではないのだろうか。このままでは、さらにとんでもないニッポンになってしまう。現職山崎市長は、自民公認であり、今の国政に携わる国会議員たちと同年代である。その人たちに『無用』の答えを出そう、私は、そう望み選挙に参加した。
当選した人物とは違う方に投票をしたのだが、これだけ大見栄きって当選した民主党公認の吉田新市長には「公約した以上は、その手腕をふるってもらいたい」。吉田氏は元西日本新聞社出身で、若いにもかかわらず幹部職や編集委員もしている。批判や揚げ足をとることは簡単である。今までのようにマスコミのスタンスでは一般市民の愚痴や皮肉と同じであるので、『では、どうすればよいのか?』を明確に市民に知らしてもらいたい。
一方、沖縄に関して。
沖縄の方、これで本当に良いのか?
民主党が頼りないからである。野党第一党らしく、もっと組織を強化してもらいたい。
果たして、幸せの可能性に一歩近づいたのは、いずれの国民なのであろうか?