定食ランキング!いや~久し振りにほのぼのである | 踊るアホぅで喜怒哀楽・2

定食ランキング!いや~久し振りにほのぼのである

好きな定食ランキング


・・・やはり食い物の話題は楽しい。

どうでもよいランキングなのだが食べ物の話題だったので、つい・・・


1位 唐揚定食

2位 とんかつ定食

3位 ハンバーグ定食

4位 生姜焼き定食

5位 刺身定食


・・・・


う~む。喉が鳴る。まだ朝飯を食ったばかりだというのに腹が減ってきた。日曜のお昼はいつも麺類にしているのだが、久々に定食が食べたくなった。


もう、20年ほど前になるであろうか、通う大学の周辺には学生向けの定食屋がたくさんあった。中でも友人たちと多く通ったのが『博(ひろ)』という定食屋。一通りのメニューはあるのだが、なぜかいつもから上げ定食である。いつも他友人と3人で行くのだが、みんな大食漢。ここの唐揚定食は特に美味しいと言うわけでもなかったのだが、当時には珍しくご飯と味噌汁はお代わり自由であった。皿には大きなアツアツの唐揚が3つと千切りキャベツ、他はドンブリご飯と味噌汁だ。各テーブルにマヨネーズがおいてあって、テーブルに到着早々さらの端にゴルフーボール大のマヨネーズを盛り付ける。そして唐揚をマヨネーズに付けては一かじり、そして素早く飯を食う。その繰り返しで唐揚一つで大盛りご飯(茶碗2杯分はあっただろう)を1杯食う。立て続けにマヨ⇒唐揚⇒米を食い、アッいう間にドンブリ3杯を食らってしまう。これで当時では350円であった。もちろん学生街に消費税など必要ない。学生時は唐揚定食は幸せの証だった。


それから12年前。

結婚して間もない頃、住まいの近くで見つけた『餃子の八起(やおき)』。ここは、おばちゃんが一人でやっているところで、店にはカウンターに7席しかなく、いつも超~満員である。実は、この店メニューは「餃子定食と焼鯖定食」の二つのメニューしかない。餃子のみ単品メニューがあるだけ。それとアルコール類が日本酒(2合)、焼酎(2合)、ビール大瓶のみ。シンプルなメニュー構成であった。そして価格も明瞭!定食は300円、餃子(8ケ入)は単品100円、アルコール類は全て500円。これだけでも炭水化物大好き人間にはありがい。さらに定食にはその日の小鉢が3~5品、ご飯と味噌汁はお代わり自由なのである。結婚したてあまり金がなかったので、この店で済ませることが多かったが金のない時の方が、上手いものを食ったいう思いがある。この八起の旨さと安さの秘訣なのだが、裏の畑におばちゃんの畑があり、適当に育てているから野菜の原価はただどうぜんなのだそうだ。元々、自分でつくった野菜を食いきれず、食べきれない文を人様に提供しているのだと言う。そしておばちゃんの旦那さんは、商店街で魚屋をしているので、魚は安く仕入れることができる。だからこの焼鯖は、半身が一人前なのだ。飯がススム、ススム。それとおばちゃんは数字を覚えるのが苦手ということで、わかりやすく価格を2つにしたと言う事であった(笑)味はいたって「おふくろの味」といったところだ。盛り付けや器に凝っているわけではない。実家に帰ったときの食卓風景である。カウンターの中でおばちゃんは餃子を焼いたり、作ったり、藁のような束のニラをザクザク切ったりしている。それをカウンターで囲みながら皆、ワイワイと飯を食っている。作るほうも、食べるほうも元気が出る店であった。そしてもう一つサプライズがある。いつも嫁と行っていたので、定食は2人前。私はその前にビールで喉を潤すのだが、そこにその日の小鉢とは違う、ツマミを必ず用意してくれて、何故か、ゆで卵が1個ついてくる。これだけでも嬉しいのだが、お会計は『定食×300円、ビール×500円、合計1,100円』にもかかわらず、『1000円』にしてくれるのだ。至福の時であった。仕事で仲良くなった某ゼネコン勤務の友人を連れて行ったが、なんとここにハマってしまったと聞いた。一時は週2回ペースだったという。彼の家は福岡市内、電車に乗るだけでも当時は、ここまでくるのに45分はかかっていた。


最近は近くに行っていないので「八起」にいくことはなくなった。今の住まいの近くには、ファミレスやらホカ弁やら、ラーメン、チャンポンなどデリバリー食もある。しかし、食の時間を店側と楽しむことは少なくなった。店側が自然体で客に接しないようになったからであろうか。早い、旨い、マニュアル通りの接客もよろしいが、感情を含めて食を楽しむ店は少なくなった。近くにはまだまだ古い商店街などもあるので、また定食屋探しにでも出かけよう!