国連総会で日本が提出した核兵器廃絶決議が採択されましたが、
核保有国である中国、北朝鮮、ロシアが反対。
同じく核保有国であるフランス、インド、イスラエル、パキスタン、イギリス、アメリカが棄権しました。

特に残念なのが、去年までは共同提案国だったアメリカ、イギリスが棄権したことです。
核保有国と非核保有国との溝が深まってのが気になります。
現在、核保有国9カ国の持っている核兵器は、1万6400発ともいわれています。
もしも、大量の核兵器を使用するような戦争が起きたら、人類滅亡に直結します。

アメリカのオバマ大統領が「核なき世界」を提唱し、2009年にノーベル平和賞を受賞しました。
実績がまだ無い中で、将来に期待しての受賞と言われたノーベル平和賞。
核廃絶決議を棄権するようなら、ノーベル平和賞を返上して頂きたいと思ってしまいます。
言うは易く、行うは難し。
理想と現実世界のジレンマはわかりますが、
プラハでの名演説をした初心に戻って、核なき世界のためにリーダーシップを示して欲しいです。