ニューヨークの国連本部で気候サミットが行われた記事を読みました。

 国連平和大使の映画スター、レオナルド・ディカプリオ氏が「この星で我々が存在するための最大の課題」に取り組むよう行動を起こすことを訴えました。

 今年の夏も計測史上最悪の豪雨や猛暑など、年々、気候変動、地球温暖化の影響を肌身で感じるようになって来てしまいました。

 世界気象機関(WMO)の2050年の天気予報(NHK)をYouTubeで見る事ができます。



 現実には、もっとひどい事が起きる気がしています。
 人類の活動が原因による気候変動が、地球上の生態系に与える影響は計り知れないものがあります。

 地球温暖化の原因となっている温室効果ガス(CO2)の国別排出量


 全体の1/3を占める中国とアメリカ。この二カ国は、京都議定書にも入っていません。
いくら我々が、温室効果ガス削減の努力をしても、世界全体で規制しなければどうにもなりません。

 人間を「万物の長」と言うのであれば、地球の生態系を守っていく義務と責任が我々人類にあると思います。
 
 その人類は産業革命以降から人口が爆発的に増えていて、1900年頃は約15億人だった世界の人口が、現在、70億人を越えてしまいました。


 もし全人類がアメリカの平均的な市民と同様の生活をするならば、4個分の地球の生産力が必要と言われています。しかし、地球は一つしかありません。(かけがえのない地球=Only One Earth)
 たとえば科学が飛躍的に発達して、もし火星全土に人類が住めるようになっても火星の大きさは地球の1/2程度しかありません。

 環境問題こそ、最大の政治問題。
国益を越えて国際社会全体として取り組まなければいけない最大の課題です。
人類が滅亡せず、持続可能な社会を作るためには、産業革命以降の社会構造自体を変革していかなければと思わずにはいられません。