帰された妊婦 | babyを亡くしたママのブログ

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09年8月3日息子は天使になりました。

病名は・・先天性心疾患『総肺静脈環流異常症』2ヶ月と17日一緒に生きた幸せを大切にして前を向いて明るく笑顔で生きていきます。1人でも多くの方に勇気&元気をプレゼント出来るようにブログをスタート♪

週末歩いた成果か?

昨日月曜日、早朝から10分間隔の痛みになり遠のく可能性もあったため数時間様子をみて病院に連絡。
入院準備をして家族と病院に向かって欲しいとの事。

麗夏は、日曜日夜から母親である私の様子が変化したことに何か、影響されたのか?
真夜中に突然立ち上がり寝ぼけて『ママ~どこにも行かないでぇ~』と泣き叫んだ。
夢で大泣きしている。
なだめて寝かしつけた。
日々、入院する事を言い聞かせていたため、小さな心は必死に頑張りながらも動揺していたのだ。
明け方、麗夏はじぃじと同じく4時半頃目覚めじぃじと一緒に朝食を食べた。
父は出勤準備をしながらゴルフのLIVEを観て、麗夏はウトウト寝てしまった。
6時過ぎ、母が起きて来ると麗夏はまた夢の中でシクシク泣いている。
シクシクという泣き声はしばらく続いている。
母はその様子がたまらなくなり、一生懸命撫でていた。
私は痛みと寝不足でのたうちまわるしか出来ない。
泣きながら起きてきた麗夏は、ばぁばから離れない。
不安な様子。

結局、私は病院に向かう事になったため麗夏を安心させるためにも一緒に連れて行く事にした。
母は有休を取得してくれた。
主人も立会いのため有休をもらい、病院へ向かった。

賢人の出産~死までを経験して私達家族は…幸せ恐怖症というものが付いてまわるようになった。
母は言う。
『やっぱり怖い。また何かあるんじゃないか…と不安になるよね』
わかる。本当に同じ気持ちなんだ。
賢人を失ってから、それまで両手を挙げて『嬉しい!』と素直に喜んでいた単純家族は変わった。
何か嬉しいニュースがあっても不安や焦りを心の片隅に秘めながら、静かに喜ぶ…そんな感じか。
だから目の前の喜びを最大限嬉しいと思い、100%満喫出来る人生とは本当に素晴らしいと思う。

痛みに耐えつつ内診へ
切迫早産時期の主治医と私の合言葉は…ブームに乗り
『◯◯さんいつ産むの?』
『まだでしょ!』
だった。
でも私の予想…

既に子宮口は全開目前!頭が見えてます!よくここまで頑張りました!入院確定!17日の本日babyとご対面!
よって…主治医からは『今でしょ!』
が来ると信じて疑わなかった。


主治医が
『◯◯さんいよいよかな?遂に来ましたね!内診しますね。…いつ産むの?』そう言った。
来たか!来たか?遂に来たか?!
『ん~まだでしょ!…ですね』
内診台に乗ったまま私は、うな垂れた。
今じゃなかった…。
この状況だと入院を視野に入れる事も出来るが、経産婦を考慮しても、今入院となったら時間だけかかりそうな予想だとの事。

また、入院すると寝たままになるため陣痛が促進されず自宅のほうが自由に動けるため早まる可能性が高い。麗夏の為にも自宅を推奨したいとの説明だった。
どちらにしても次回診察の24日までには多分…生まれている可能性が高いらしい。とりあえずこの後は赤ちゃんの状態を診るため診察室へ移動となった。

看護師さん達は大爆笑している。
ガビーン💦の、ちびまる子ちゃん状態だ。
主人と母に有休取得してもらい、会社皆様にご迷惑を掛け…『申し訳ない。』が頭をめぐる。
内診室を出ると、麗夏が『ママ!赤ちゃん生まれた?』と訊く。
周囲の患者さん達が大爆笑した。
母娘で笑いをとってどうする?
『まだよ。今日は入院にはならないからね』麗夏に説明した。
ビデオカメラを手にした主人、母に説明した。
しばらく時間が経過し、4Dで赤ちゃんの様子を診た。

主人が、『お母さん、初めてだと思うので麗夏と一緒に見てください』
と、母と麗夏を診察室へ誘導した。
初めて4Dを見る母と麗夏は『赤ちゃ~ん』と呼び掛ける。

主治医は
『初めてのお子様で色々あったと思いますが、赤ちゃんはここまで頑張ってきたので不安もあると思いますが安心してください。大丈夫!』
そう母に声を掛けてくれた。
『でも出産は今でしょ!ではありません』
すると麗夏が『今でしょ!』と言い出した。主治医と看護師さんは可愛いと笑っていた。

もしかしたら内診で陣痛が進む可能性もあるため病院でしばらく様子をみて結局状態変わらず帰宅。

本日も痛みは強くなっているが、変わらず。
主人も母も出勤。麗夏は保育園へ。

昼頃母の会社の方から連絡があり『kaoリン大丈夫~?!無理せず痛かったら病院へ連絡するんだよ!』
私は母の休暇取得を謝罪した。
『もう!そんな事気にしないの!みんな心配してるんだからね!』
優しいメッセージに頑張ろうと思う!

主人の会社、母の会社皆様に申し訳ない気持ちを持ちつつ、元気な赤ちゃん誕生と母子共に安全な出産を目指す!
どちらにしてもこの1週間で変化はあるはずだから。


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