会派で視察に出かけておりました。
・熊本市の行う「学校改革!教員の時間創造プログラム」について。
学校現場の働き方改革に関する緊急提言をうけ、
教員がゆとりをもって子どもたちと向き合える環境をつくっていくために
平成29年度から取り組んでいる事業です。
プロジェクトチームを立ち上げ
教職員の長時間勤務の実態調査、改革プログラムの作成、
実態改善と時間を創造するための提案「時間創造のタネ」としてアイデアを募り
20年度に向け目標を数値化し管理をしていくとの内容。
ほぼ全国横一線で始まっている取り組みであり
どの教育委員会も先駆者になりうるもので
行政規模の大小はあれど、その情報は積極的に発信し、
「子供にとって」良い効果を早い段階で生み出したいです。
・水俣市にある水俣市環境クリーンセンター、水俣芦北広域行政事務組合クリーンセンターへ。
水俣市では燃やすごみ1種類と資源ごみ21種類の22分別を行う行政。
生ごみだけ有料ごみ袋に入れるという取り組みが目を引きます。
海老名市でも推奨している生ごみ処理設備「キエーロ」を全面的に導入し
設置可能なお宅に無料で設置、ごみの減量は現在進行形で進められている様です。
お隣綾瀬市でもこれに近い分別と方法でで収集をされています。
去年視察に行った徳島県上勝町ではセンターに町民が自ら持ち込み45分別を実施していました。
分別を提案していくにはかなりの覚悟が必要であり、しかし一人一人が意識を高めるにはいちばんの近道だとも思いますし
海老名市とどう結び付けていくべきなのか、悩ましいところです。
・朝倉市の「防災の取り組み」について。
台風19号の影響で上流のダムが危険をはらんでいることに危機感を持った私達は
河川の氾濫に大変な経験をしてこられた朝倉市さんの実体験を伺いに。
上流に二つのダムがあり、近く三つ目のダムの運用が開始されるという地域。
平成29年九州北部豪雨ではダムの底に長い時間をかけて堆積した砂(堆砂)が下流域に流れ出し
堆砂による層ができてしまうほどのボリュームがあったそうですが
これは私達にとっても他人事ではない事象であると強く認識。
相模湖、津久井湖の湖底の浚渫を、なんて気の長い仕事では焼け石に水。
起きてしまわぬことを願うしかありません。
国と神奈川県には令和2年度はダム関係の仕事を増やして台風シーズンに備えて欲しいと強く望むものです。
視察報告でした。
海老名市政にしっかりと生かせるよう復習をしてまいります。