9日、長崎に原爆が落とされた日。
恒久的な平和を願い続けます。
7日から会派で視察に出掛けておりました。
室蘭市内にある北海道胆振総合振興局では
北海道胆振管内の観光振興について、
観光資源にあふれ観光地として古くから親しまれてきた区域内の4市7町の取組みを後押しする機関。
団体旅行客が多かったこれまでと比べ
その単位は家族、個人と小集団が主となっている昨今、
各地域の特色を活かし広域の動線で繋ぎ滞在型の観光を確立に目が向いている様に感じました。
海老名市においては観光資源は少ないながらも魅力あふれる街であることは一目瞭然。
ここ、胆振の様に広域で考えれば
海老名で無理に観光資源を作り出そうとせず
近隣市町の観光資源を利用し、その通過の過程で海老名市内で楽しんでもらうという方が現実的。
観光協会の様な機関も市単独で持つのではなく
複数の行政で運営するというのも考えていきたいところ。
いちご豚肉祭りという何だか馴染みのある名前の祭りの紹介も。
室蘭本線を途中下車し姉妹都市登別市、登別市議会へご挨拶に立ち寄り千歳線へ。
小樽市では生活困窮者自立支援事業について。
平成27年4月施行の生活困窮者自立支援法に基づき生活保護受給者以外を対象にスタート。
小樽市生活サポートセンター「たるさぽ」を直営と委託を合わせた形で体制化、
これに任意事業として子どもの学習・生活支援事業を加えたもの。
高齢化率は40%を超え、
この方達が独居になる比率も低くないため制度は機能しているとのこと。
海老名市もいつか行く道とし、先進市の先例は大変参考になりました。
札幌市では小5・6算数少人数指導と相談支援パートナー事業の二つを視察。
共に教育委員会の事業だったので
札幌農学校初代教頭クラーク博士の
「Boys be ambitious」を和訳した大島正健氏は海老名市の出身です、
とアピールも忘れずに。
積み重ねである算数に特化した事業で
非常勤の算数を教えることが得意な先生を招聘し
標準化された指導内容によって成果をあげているもの。
その標準化されたカリキュラムで授業の模擬体験もさせていただきました。
私は中3数学までは得意でした(自慢)。
場所を移し相談支援パートナー事業へ。
不登校の未然防止、不登校やその傾向のある児童生徒の状況把握、支援計画作成、校内の支援づくり、不登校支援に係る人材や関係機関、家庭との連携を目途に
それを体制化し要綱を整えたもの。
相談支援に携わる人材を
有償ボランティア、非常勤の職員でまかなわれ
それぞれがその任に当たられ成果を上げているとのこと。
これはどこに行ってもある課題であり、
多くの事例とその成功例、失敗例を積み上げることが大切であると考えます。
今回の視察に当たっては
国士舘大学OB元北見市議、元北海道議の鳥越良孝氏に多大な協力をいただきました。
この場を使って感謝の意を表します。
鳥越先輩、有難うございました。