2月11~13日 | 森下賢人オフィシャルブログ「市議会議員の仕事と私生活を少々」Powered by Ameba

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市議会議員の仕事と私生活を少々。
(海老名市議会議員森下賢人のブログ)

会派で視察の日程を組み出張しておりました。

11日

徳島県神山町のインフラ整備をバックグラウンドに発展したサテライトオフィスの実態について

株式会社えんがわの隅田徹社長にその経緯をご説明いただきました。

山間地であるため各種電波の受信状況が良くなく

光ファイバー網によってそれを解消しようとしたこと、

その光ファイバーのスペックが大変優れていたことから

IT系のベンチャーから注目されたこと、

移住者を受け入れやすい地域特性があったこと等の好条件に合わせ

ネットを通じた便利な現在の流通環境によって不便を感じることもない様で

サテライトオフィス発祥の地と言われる様に。

主に株式会社えんがわさんのお話を中心に伺いましたが

企業の在り方、その働き方等、

言い得て妙などと現わせば生意気な表現となってしまいますが

同感で共感がいっぱいの時間でした。

光ファイバーで整備された町なので住宅の屋根にはテレビを受信するためのアンテナが立っていません。

12日

徳島県上勝町内の農家が注目を浴びる葉っぱビジネスを展開する株式会社いろどり

ごみ減量施策に力を注ぐ上勝町ごみゼロ(ゼロ・ウェイスト)宣言について視察。

社長の横石知二氏が農協の指導員時代から地域農家のために考え付いた葉っぱビジネス、

私もテレビ番組等の特集で何度となく触れてきた情報でしたが

その苦労、現状の課題等詳しくお聞きすることができました。

説明をしてくれた社員さんは鎌倉からの移住者とのこと。

ゼロ・ウェイストとは、無駄・ごみ・浪費 をなくすという意味。
出てきた廃棄物をどう処理するかではなく、

そもそもごみを生み出さないようにしようという考え方です。
「焼却・埋め立て・何でもリサイクル」がもたらしたのは、
資源の無駄遣いと有害物質による健康被害と水質汚染など環境への悪影響でした。
ゼロ・ウェイストは、そんな社会の仕組み自体を変えていこうとするものです。

と解説がされています。

もともと燃えるゴミを野焼き焼却で処理していたものを

焼却炉を新設し処理を開始、

が、ダイオキシンが社会問題として取り上げられたときに作られた特別措置法によって

不適格とされた炉の更新を考えねばならぬ状況下、

元々分別の意識が高かった同町ではさらに細分化を進め、

生ごみは全量家庭内での処理を推進、焼却炉の更新、新設をせずに至っているというもの。

(現在では45分別)

基本的にゴミを収集する環境は無く町民がここに不要物を持ち込み

分別して置いてくる(捨てる)ことが当たり前になっていました。

11、12日共に海老名市に置き換えて考えれば

現状改善や即採用すべき施策としてフィードバックが可能なものではありませんでしたが

今後起こりうる事態、現象に対して私のみならず

会派メンバーそれぞれの引き出しの中で素晴らしいアイデアの基として記憶されたものと感じます。

13日、

兵庫県淡路市教育委員会へ「タブレット活用推進事業」の視察。

第4次産業革命といわれ

「狩猟社会」「農耕社会」「工業社会」「情報社会」に続く、

人類史上5番目の新しい社会、

それが「Society(ソサエティ)5.0」です。と、政府も重要な施策として推進するIoT、

準備はできているか。

・情報活用能力の育成・学びの基盤・学校に置けるIoT

によって子供達が将来に不安の無い様淡路市教育委員会の取り組んできた事業。

スタートは約7年前、5台のタブレットが5人の教師に渡されたことから。

5人がタブレットを使って何ができるかを試しながら徐々に広め

使えない、使いたくない教師も巻き込み

7年経った今、児童生徒ほぼ一人一台のタブレットを貸与するまでに至っている。

小4から中3までのタブレットによるデータをクラウドの保存し活用もできているとのこと。

これがいきなり大きな予算措置でタブレットが大量に学校に降りてきていたら

現状は無かっただろうという言葉が印象に残っています。

貴重な資料をいただいてまいりました。

これは海老名市教育委員会へ届け有効に活用していきたいと思います。

 

以上、会派創志会で実施した視察の個人報告でした。