9月19日 | 森下賢人オフィシャルブログ「市議会議員の仕事と私生活を少々」Powered by Ameba

森下賢人オフィシャルブログ「市議会議員の仕事と私生活を少々」Powered by Ameba

市議会議員の仕事と私生活を少々。
(海老名市議会議員森下賢人のブログ)

10月は九都県市によるディーゼル車対策の強化月間です!

この決まりができたとき非常に景気が悪く

ダンプを買い替えなければならない状況にさらされたことと、

不適合となってしまった消防団車両は

DPFという後付けフィルターの装着で適合扱いとなったものの

一定時間経過ごとにフィルターを焼く作業が付加され

自分が運転しているときに警告灯が点かない様に、

と願いながら乗っていたのを思い出します。

今では富士山のある県の

古いディーゼルエンジン車から出ている排気ガスの汚いのが気になるようにまで。

 

今日は二日間にわたって実施される一般質問の初日。

私は予想通り15時55分スタート。

いつも綿密ですがそれ以上に綿密な準備を重ねてきたので

なかなか満足のいく時間となりました。

 

以下、本日の質問で使用した原稿です。

 

「避難行動について」

七月二十八日は台風十二号に対する警戒で

海老名市は昼頃に「避難準備・高齢者等避難開始」を発令、

安全・安心メール、防災無線等を通じて

「避難に時間のかかる方は避難を始めてください。」

という案内と共に発信されました。

これは独居の高齢者等、民生委員さんがお世話をしてくれている

要支援者の方達のことを表しているのだな、と思いつつ、

外は強い風雨、この天気の中でも責任感の強い民生委員さんは

一軒一軒訪ねて歩かれるではないかと心配になりました。

 

後日、神奈川新聞の記事で

「災害弱者支援、8割以上が未完了(8/6)」という見出しで

西日本豪雨災害の被災地域における数字が紹介されていました。

これは「個別計画」の策定を指すもので

「個別計画」の策定とは

二〇一三年の災害対策基本法改正で

高齢者、障害者、乳幼児等の防災施策において

特に配慮を要する方(要配慮者)のうち、

災害発生時の避難等に特に支援を要する方の名簿

(避難行動要支援者名簿)の作成が義務化されたのと同時に

地域の特性や実情を踏まえつつ、名簿情報に基づき、

市町村又はコーディネーターが中心となって、

避難行動要支援者と打合せ、具体的な避難方法等

についての個別計画を策定することが求められたものです。

 

これまでも人の世話にはなりたくないという方や

個人情報保護法の飛躍した解釈等によって

要支援者情報の収集と取り扱いに困難を極めてきた経緯は

充分承知しているところではありますが

民生委員さんも少数の上、その多くは還暦を超えている方であり

非常時に地域の要配慮者全ての対応などできるわけがなく、

民生委員さんの負担軽減の側面からも

「個別計画」は必要ではないかと考えますが

このことについての市の見解を伺います。

 

「相模国分寺史跡等の利活用について」

相模国とは大雑把に括ると

現在の横浜、川崎を除く神奈川県域を指し

七世紀頃から廃藩置県実施まで使われていたという国名で、

こうしてその歴史を改めて言葉にするとその重みを実感します。

混迷状態にあった世の中を鎮静化するため

聖武天皇によって奈良の大仏と共に

今の海老名市国分地域に

相模国の国分僧寺と国分尼寺が

全国68のうちのひとつとして建立されたと言い伝えられています。

国府に近い所ということが

国分寺の立地条件のひとつに挙げられており

相模国の国府が

今の海老名市内にあったのではないかとも言われていました。

残念ながら現在では礎石が残るのみですが

七重であったと言われる塔の姿は

中央公園に建てられたモニュメントが当時を想像させてくれます。

ここで質問をいたします。

相模国分寺跡と相模国分尼寺跡の保存整備について

どの様な状況となっているのか、

特に大正十年に神奈川県下初の国指定史跡とされた

相模国分寺跡の整備状況と利活用の状況について伺います。

 

「コミュニティスクールについて」

コミュニティスクールとは

学校と、保護者や地域の皆さんがともに知恵を出し合い、

学校運営に意見を反映させることで、

一緒に協働しながら子供たちの豊かな成長を支え

「地域とともにある学校づくり」を進める法律に基づき

「学校運営協議会」が設置された学校の事であり、

海老名市では平成二十八年度から

コミュニティスクールのモデル校を指定し研究を進め、

いよいよ今年度から市内全小中学校に学校運営協議会が設置される

と聞いております。

私自身、これまで様々な立場で

小中学校に関わらせていただいてきました。

学校運営協議会の前身ともいえる学校評議員を引き受ける中学校に

現伊藤教育長が校長先生として赴任されてきました。

その独特の世界観に私達学校評議員も感化され、

学校評議員が集まる際の話題は

「地域の人達に学校に来てもらうにはどうしたらいいか」

に特化していき委員仲間と

色々なアイデアを出し合ったことが思い出されます。

コミュニティスクールは国が推奨する

新たな学校体制づくりのひとつであり、

昨年度からはその設置が「できる規定」から

「努力義務」になったとも聞いております。

海老名市が全校に学校運営協議会を設置し

先進的にコミュニティスクールに取組んでいこうとしていることは

子供達にとって、そして地域にとって

大変有意義な事であると確信し、期待をしているとことです。

ここで質問をいたします。

今年度から海老名市の全小中学校で実施に踏み切る

コミュニティスクールについて、

現在の進捗と今後の展望について伺います。

 

以上。

 

明日も一般質問が続きます。