朝からイスラム国を名乗るテロリズム集団による
日本人ジャーナリスト殺害に関する報道でもちきり。
犠牲になってしまったお二人とその関係者の方には
お悔やみ申し上げます。
特によく理解している問題ではないので
軽はずみに感じたことを述べるのも
無責任なので慎んできたつもりですが
本音と建て前を表現することに
とことん慎重になっていた数日間で有った様に思います。
国内では有り得ない様な事が
外交の通じない場において発生し
日本人が被害にあう現実。
憲法９条の素晴らしさをうたう皆さんのお気持ちはよく理解できるつもりですが
今回の様な事態がさらに発展した場合、
仮にPKO活動中の自衛官が捕らえられてしまったとき、
我々はどんな声を上げるべきなのか、
「武力を行使し相手を壊滅してでも助け出せ」
多くの世論がこうなるではないかと予想します。
９条の皆さんもこれには対抗できなくなることも予想できます。
歴史、文化、そしてなにより信仰の違う相手に対して
こちらの理屈が通る事など実は奇跡に近いことなのでは。
だから「集団的自衛権」
というのも安易な気もします。
「個別的自衛権」を得意の拡大解釈で全方位対応すればいいのですし
第一、そんなに簡単に自衛隊を戦地に送ることは良しとしません。
９条が日本を護っているのではなく
「集団的自衛権」がこれからの日本を護るものでもないとも思っています。
「原文が英語の日本国憲法は日本人の手で作り直すべき」派
ではありますが、
今回の件をきっかけに
縮小解釈の出来ない「集団的自衛権」ありきになってしまうことを懸念します。
沖縄でひめゆりの塔に立ち寄ってきました。
たとえ軍人であっても戦争、紛争による犠牲者は出したくないもの。
いちいち喧嘩を買うあの方が心配でなりません。
今日から２月、２６年度も残すところ二か月。
より良い２７年度を迎えるためにしっかり消化しましょう。