4月9日 | 森下賢人オフィシャルブログ「市議会議員の仕事と私生活を少々」Powered by Ameba

森下賢人オフィシャルブログ「市議会議員の仕事と私生活を少々」Powered by Ameba

市議会議員の仕事と私生活を少々。
(海老名市議会議員森下賢人のブログ)

明日、4月10日は

「交通事故死ゼロを目指す日」です。

また談合が事件となって新聞記事に。

~談合(だんごう)~

[名](スル)《古くは「だんこう」》

1 話し合うこと。相談。「―したうえで決定する」

2 「談合行為」「入札談合」のこと。

デジタル大辞泉より


この仕組みを「悪」と決めつけるものは何なのか。


私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)

が昭和22年に制定されました。

法律で禁止をされたものの

江戸時代から続いていると言われるこの商習慣は

独占をさせず、皆に行き届く様にしながら

その後も時々ニュースになりながらも続くことになります。

※この間、「無駄なハコモノ」と呼ばれる類のものが多くできたことも事実。


「ジャパン アズ ナンバーワン」なんて本が出たころから

世界で活躍する日本のゼネコンを妬み

日本の建設市場を開放しろ、

と、わがままな星と縞々の鷲は

戦後の置き土産、独占禁止法の蓋を開きました。

建設業に対して独禁法発動元年といった感じでしょうか。

「実は法律が禁止していた」と

古くからの商習慣もこの辺りから機能しなくなります。


これによって「WTO(世界貿易機構)案件」として

7億円以上の工事に外国籍企業が参加できる様になったと記憶しています。

しかしながら多くの外国籍企業が入札に名を連ねるも

二年と持たずに日本市場から撤退。

市場は取り返せたものの

古くから続く商行為を「談合」とくくり

「価格つり上げ行為」と、

違う認識を世間が持ってしまった仕組みは崩壊し

今では「不当廉売(ダンピング)」というこれも独禁法で禁止された行為ですが受注が繰り返される現状。

「ダンピング」で逮捕、は聞きません。

「談合」も「ダンピング」も法律で禁止されています。


行政の買い物についてはその方法を根本から考え直さないとならない時期はとうに過ぎています。

地方分権でここまで踏み込めると素敵です。


もうひとつ、「規制緩和」という泣く子も黙る錦の御旗で断行されたその他の市場開放。

次々に酒屋を駆逐しその勢力を伸ばした「マインマート」(固有名詞を出してすみません)は今やほとんど見ることが無く

コンビニエンスストアが取って代わって、喜ぶのは・・・。

タクシーが増えたことによって喜ぶのは・・・。


戦勝国の置き土産法は形を変えることなく着膨れし、

年金制度についてはお手上げ、

ザル法と呼ばれる公職選挙法には手を加えず

政治献金の数字の多い大企業連合に偏った法律制定と改正

を繰り返してきたことが政治なのであればちょっとがっかり。


TPPさんとの付き合いもこれからあるのですね。

後ろばかり見ているわけにはいきません。


レッドフラッグニュースペーパーの記者ではありません。

保守系の一議員です。