ここ最近、先天的に色々な障害や疾患をお持ちのお子さんと関わる機会が多くなりました。


みんなに共通して“体幹筋の緊張が低い”ということです。


体幹の筋肉は普段意識せず使っています。


僕たちがお腹の中にいる時から、いわゆるコアマッスルが使いやすいように無意識に動いています。


体幹筋、コアマッスルを使う上で大事な動き、

それは顎を引く事です。私たちの言葉で言うとチンタックです。


例えば、ボクシングで相手にパンチを決める時、サッカーでシュートを決める時、フィギュアスケートでジャンプをする時、野球でバッティングをするとき、


僕たちは無意識に顎を引いています。


この顎を引く事でコアマッスルを使用しやすい環境にしているのです。


前回の頭部編から続いていますが、何気ない頭の位置が動作を行う上でとても大事ということです。

2みなさん、こんにちは。

早いものでもう4月です。

新年度が始まりました。


今年度の目標は、このブログをご覧頂いて且つリハビリに対してお困りの方がいたら、その方の所へ無償で出向きリハビリを提供したいと思っておちます。(あまり遠方へは行けませんが...)


些細なお体のお悩みでも結構です。


なにかお困り事が有れば、お気軽にご連絡下さい。

みなさんこんにちは。

本日は起き上がり動作編です。


起き上がり動作は頭のコントロールが大事です。

前回の頭部編を御参照下さい。


開始の姿勢は布団やベッドで仰向けで寝ている姿勢です。


まず第一ステップは、顎を引きながら頭を持ち上げます。

普段から首を過剰に固めて固定している方には少し難しいかもしれません。


頭を持ち上げて顎を引くことで、肩の上の方が浮いて来そうな感じがすると思います。


その感覚を得られれば、第二ステップです。

第一ステップの姿勢で寝返る方の足の甲の方向を向きます。(寝返る方向は麻痺側をオススメします)

そして目線をどんどん、床面の方へ向けていきます。そうする事で、寝返る方と逆の肩甲骨が持ち上がってきやすくなるとおもいます。

このとき、麻痺していない方の腕(肘)は真っ直ぐ伸ばして、寝返る方の床面を触りに行きます。指先までしっかり伸ばして手のひら全体で、触りにいこうとします。


第三ステップです、

そのまま重力に身を任せると、簡単にうつ伏せになれると思います。


寝返り動作は、お腹の筋肉を無意識的に使用出来るので、自主練習としてはとてもオススメです。