前回の投稿からだいぶ日が空いてしまいました。


今回は僕自身忘れないためのメモ程度な内容です。


指を伸ばすと曲げるの2つの作用。

曲げる事は力いっぱい握り込めばなんとか出来ると思います。


逆に伸ばす事はどうでしょう?


実際に患者さんでも、伸ばすのが難しいと仰る方が多い印象です。


伸ばす時は、その握り込んだ力を抜くと自然と伸びてきます。

運動を行う前に適度にリラックスするという環境は大事です。

赤ちゃんが産まれてから、立ち上がるまで早い子で10ヶ月頃頃から、平均的には1歳頃で出来る子が多いです。


この立ち上がるという一大行事を行うまでに、オギャーと泣いて、寝返りをして、腹這いをして体幹に前面の筋肉達、背中の筋肉達をトレーニングしています。


そして立ち上がってからは、両方の足で骨盤と体幹、頭を支えます。

この時重要なのは、しっかり立って股関節へ荷重を行う事だと言われています。

股関節へ荷重を行う事で、次の歩行へ移行出来るように発達していると言われています。


そのため、立ち上がる動作や歩行動作は荷重依存と言われています。


因みに、手を使うのは肩甲骨が体幹にしっかり固定されて且つ、その肩甲骨を自由に動かせる、自由度依存と言われています。



こも小人は僕たちの運動と感覚の領域を、人型で表現したものです。


ご覧の通り、手と口領域が凄く大きいですが、体幹が凄く小さく表現されています。


このため体幹は意識的にもイメージしにくいと言われています。


話が逸れましたが、股関節へ荷重が大事と言いましたが、僕たちは無意識的に体幹を働かすために、ある箇所に沢山体重を乗せます。


その箇所とは、踵です。


専門用語になりますが、踵に体重を乗せることで脊髄小脳路という経路が働き、体幹筋を収縮させてくれています。


立ち上がり、立位姿勢も各箇所しっかりとこだわって見ていかなくてはいけません。


今日は、現在進行形で料理人の方で脳梗塞を発症し右片麻痺の方を、無償でリハビリさせて頂きました。


発症から日が浅く、普段のお仕事で支障を来すとのことで依頼頂きました。


脳梗塞発症後、入院されている間のリハビリは筋トレばかりだと仰っていました。

その影響で僅かな刺激で痛みを伴うようになっていました。

全く自己研鑽、対象者の立場になって評価して考えられないセラピストに当たるのは、本当に患者さんの不利益にしかならないので、とても腹立たしい思いです。

今風に言うとセラピストガチャが外れた、と言うのでしょうか。


少しデモンストレーションとお話をお伺いして、これから週1回40分から60分で介入していきます。


運動、特に立ち上がりや、歩行動作等の基本動作は決して筋力の向上だけでは改善しません。(病院勤務時代はこの事で良く上司と喧嘩していました)


運動には知覚がとても大事です。


お話しだけでも聞いてみたいとお思いの方がおられましたら、是非お気軽にお問い合わせ下さい。