STEP5は「対策を立案する」ことです。

STEP4で特定した真因を取り除くために、真因に対して対策を立案します。
モレなく広く対策を考えた上で、効果的かつ効率的な対策に絞り込むことが重要です。
「どうすれば真因を取り除くことができるか?」を徹底的に考え、できるだけ多くの
対策案を真因ごとに洗い出します。この段階では、「○○だからダメ」、「自分では
できない」など、既成概念や自分の枠にとらわれ、思考に制約をかけてしまわない
ように気を付け、大胆に、さまざまな対策案を出すことが大切です。
次にこのように出した対策案を整理して、「モレ、ダブリはないか?」をチェックします。
モレをなくすために、「まだ他にはないか?」をさらに考えます。より具体的に、「どう
やって?」と広く考えることで、対策案を明確化します。その際には「誰が、いつ、
何を、どうやって、どのくらいのコストで」などを組み合わせて考えることも有効です。
対策案を絞り込むため、対策案を評価します。各対策案を「効果」、「コスト・工数」、
「リスク」の視点で、総合的に評価します。仮に、効果が同じであれば、対策は少ない
ほどよいといえます。また、コスト・工数を数値化しておけば、効果を予測したり、
対策を実行する時の進捗管理を、より有効に行うことができます。
リスクを考える際には、対策を実行する段階で失敗するリスクだけではなく、
実行後に継続的に運用・定着できるかどうかのリスクまで考慮することが大切です。
さらに、対策がうまくいかなかった場合も想定し、二の手、三の手も考えておくことが
大切です。再発防止まで含んだものが「対策」です。
対策を実行するために、5W2H(誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どのように、費用は)
を明確にし、実行計画をつくります。その際、次のポイントに留意します。
・実施の順序をあらかじめ明確にする
・マイルストーンを設定し、それぞれのタイミングで何が、どこまで進んでいるべきかを
明確にする
・予想されるリスクを検討し、それに対し、どのように手をうつかを考えておく
・計画どおりに進まないことを想定し、スケジュールに余裕を持たせる
ぜひ取り組んでみてください。
次はSTEP6を解説したいと思います。

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