島根旅行記(4) 湯抱温泉 日の出旅館の客室 | 風になって ~世界の街から~

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湯抱温泉 日の出旅館の客室

老舗の旅館らしく、風格のある造りです。


今回、島根県の秘湯、湯抱温泉で宿泊先に選んだのがこちら、『日の出旅館』さんです。

ここ湯抱温泉で営業する旅館は4軒のみで、温泉街にあるのはうち2軒のみ(ここと『中村旅館』さん)なのです。


1人での宿泊でしたが、快く出迎えていただいたのは嬉しかったですね。

最近は昔ほどではないとは言え、温泉旅館の1人宿泊はハードルが高いというのが実際のところですから。


玄関では女将さんが気持ちよいあいさつで出迎えてくれました。

さっそくお部屋に案内してもらいましたが、数あるお部屋のうち、今回通してもらったのは「菊」の間です。


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菊の間は、その名が示す通り、おそらくこの旅館でも最も良いお部屋でしょう。

襖を開けると、いきなり客室ではなく、三畳ほどのスペースが出迎えてくれます。

そこには上品な丸窓が(右)。

お部屋への期待も高まります!


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こちらが今回宿泊した客室です。

8畳+3畳、さらに応接スペースということで、かなり広くて風格のあるお部屋でした。


客室はこの旅館を代表する客室らしく、広々としていて、かつ、落ち着いた空間でした。

歴史を感じるお部屋ですが、手入れや清掃はきちっとなされていて、大変過ごしやすかったです☆

エアコンも完備していますし、コタツも置かれているので寒い日でも安心ですね。

トイレと洗面所は共同ですが、この菊の間に限っては目の前にきれいな洋式トイレと洗面所があり便利です。


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風格を感じますね。

床の間もいい味出してます。


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浴衣セット。タオルもこちらに置かれています。


しばらく部屋でくつろいでいると、女将さんがお抹茶と茶菓を持ってきてくださいました。


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しっかりとお抹茶を出してくれる旅館は少ないように思うので、細かいところも気が利いていますね。

古きよき旅館の趣を随所に残している気がします。


お抹茶と茶菓はもちろん絶妙な組み合わせで美味!!

エアコンやテレビをつけなければ、聞こえてくるのは目の前の川のせせらぎのみ。

疲れていた体を癒すにはすばらしい環境と言えそうですね。


食事とお風呂は後日公開しますが、こちらも素晴らしかったです。

それでいて1人宿泊で1泊2食10,650円と言うのですから、驚きの安さと言えるでしょう!


客室にはカギはありませんでしたが(戸は襖なので)、特に気にはなりませんでした。

物音がしないので、翌日女将さんに他に泊まっているお客さんはいるのですか?と聞いたところ、なんとこの日の客は私1人なのだとか!旅館も温泉も、まさに「貸し切り」状態でした!!


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「菊」の間のほかには、桐の間、松の間、竹の間、朝日の間、河鹿の間などがありました。

廊下も味がありますよね。


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外観もまた味があります!!


たまにはゆっくり「旅館」を満喫してみるのも良いですね☆

普段の忙しい日常を忘れて、山奥の秘湯で癒されてみるのもいいものだな、と感じました。


次回の島根旅行記では、日の出旅館のお風呂をご紹介したいと思います。