今年の3月に大学を卒業したぼくは、今はバンコクで働く社会人1年生。大学のときにタイに交換留学に来たのだけれど、そのときは英語で授業だったのでタイ語が学べず、大学を卒業するまで余った時間を利用してタイに滞在することにしたのです。そして卒業間際、今の会社に就職が決まったのですが、会社としての魅力を感じられずに辞めることに。新しい会社が決まり、今は仕事の引継ぎに追われる毎日です。  その社会人1年生で経験できた一番おいしかった出来事は、お客さんに誘われて遊びに行くことができた台湾旅行でした。そのお客さんの会社は航空会社で、ピー・ハウスはそこの支店長補佐をやっている人なのです。そのピー・ハウスが引率するツアーを今日は書き出してみることにしましょう。  

 先週の金曜日、朝5時バンコク・ドンムアン空港集合で、7時前の飛行機にのり、台北へ。初日は台中に行くことになっていて、着くなりバンコクでつい2ヶ月前に知り合った台中在住で中国語ぺらぺらの木村さんに案内してもらうことになりました。なかなか落ち着かれた方で、話題の豊富なおねえさんです。再会後、台中そごうのお茶売り場のお姉ちゃんがかわいかったり、屋台を切り盛りしている日本語を話す台湾人のお爺さんに教育勅語を知らないとはなんぞや...と説教されながらもゆで卵をごちそうになったり、最後はコンビニめぐりでご満悦でした。コンビニ...タイのコンビニは使えなさすぎですが、台湾のは日本のと似ていて、とても嬉しくなり、(もらった人には悪いけど)人のお土産までセブンイレブンで買ってしまいました。ごめんよ。。そうこうしているうちに朝5時が近づいて、その夜は寝ずに木村さんとお友達の日本語超うまい台湾人に付き合ってもらいました。ありがとうございました。そして、2日目は台北ですが...午前中バスの中で寝すぎて何箇所か見学をすっぽかしてしまいました。ピー・ハウス曰く「あまりに気持ちよさそうに寝ていたから、起こせなかった...」起こせよコラ。。。2日目は日月潭というきれいな湖を中心に見学して、夜に台北に。ピー・ハウスお父さんが中国人でお母さんはタイ人なので、中国語はばっちり。ですが、食事中にレストランでぼくのコップにお茶が入っていないのを見ると、「ごめん、ごめん」とどら声の片言日本語で言いながら小指を立ててコップをかっさらってお茶を汲みに消えたりするキャラの持ち主で、オフィスでもお茶の入った薬缶を持ってわざわざ汲みに来てくれる35歳のおっさんです。ただ、マイカップで人にお茶飲ませるの、やめて欲しいです。おっさんに食事の世話をさせながら、夜になり士林夜市へ。お茶を買って、その夜はホテルでぐったり。3日目は最終日だったのですが、朝から故宮博物館や中正記念館(蒋介石記念館)、淡水と呼ばれる台湾海峡に面した港町を散策して、空港へ。ハードなスケジュールだったのですが、楽しかったです。ただ、中国語が全く分からないぼくに中国語で話し続ける人々にはちょっと困りましたが、それをフォローしてくれた木村さん、本当にありがとうございました。  

 台湾。今の会社で広告関連の仕事をするまで正直言って全く興味がなかった場所でしたが、今は台湾人と接して日本人の感性に似たものを持ち合わせていて、落ち着ける場所かなと思えるようになりました。そして、よく落ちると言われている某ナショナルフラッグの中に入って一緒に仕事をさせてもらえ、今では「この会社はいい会社です。」と理由と共に言えるようになりました。社会人1年生も半分が過ぎたわけですが、台湾と近づけたことが一番の収穫になったんじゃないかなと思います。最後の仕事はこのナショナルフラッグの広告作成。クリエイティブなものを作成したいです。目下打ち合わせ進行中なり。