熊本の地震がなかなかおさまらず、夜もぐっすり眠れない不安な日々を送っている方が多いと思います。

 

熊本に何人のアロマセラピストがいらっしゃるかわからないのと、電気、ガス、水も不自由で

食べ物もままならない時に、とてもアロマテラピーの精油が持ち込める状況ではないかもしれませんが、

 

何日も避難所生活が続き、精神的にも肉体的にも限界を超える状況になる前に

何とかアロマテラピーの香りの力でお役に立てないかと思いブログに記します。

 

私は東北の地震の時以来、避難所生活こそ、アロマテラピーの精油が活躍すると思い、

いくつかの精油を我が家の緊急避難セットに入れてありますので、ここで紹介させていただきます。

 

まず、香りを空気中に拡散して、気分をやわらげる

芳香浴からですが、ティッシュやハンカチに3滴ほどたらします。

 

気持ちを明るくし、殺菌力もある、レモン、オレンジスィート

 

風邪やノロウィルスの予防に、ユーカリ、ティートリー

 

不安な気持ちに、フランキンセンス

 

場所が変わってなかなか眠れない方のためにラベンダー

 

避難所のような狭い空間に日々暮らしていると、計り知れないストレス、そして、疲れ、

寝不足から、少しのことで争い事も起きるようになります。

 

アロマテラピーの香り、特に柑橘系は、ほぼ嫌いな人はいないといわれている香りですし、

香りを嗅ぐと、人間は人と協力しようという気持ちになると聞いたことがありますので、

是非、避難所のあちこちに、オレンジスィートやレモン、グレープフルーツ、ベルガモット、

マンダリンなどの柑橘系の精油を垂らしたティッシュを置いてみてください。

 

もちろん、広く香りを拡散するディフューザーのようなものがあればよいですが、

電気が使えないので、電池式のものでないといけないですし、広い体育館となると、拡散にも限界がありますので、それぞれのスペースでティッシュにたらす方法が良いかと思います。

 

子供の中には、携帯電話の地震速報の音やわずかな揺れなどに過敏に反応したり、

イライラしたり暴言を吐いたりする子、暴力的になったり 「地震ごっこ」 始めたりする子も

でると18日付の朝日新聞の夕刊に出ていました。

 

避難所で暮らす人々が、少しでも香りに癒されて、不安が緩和され、人に優しくできる

心のゆとりが生まれ、そして、一日も早く、普段通りの生活に戻れるよう心から願います。

 

そして、個人のアロマセラピストの力では限界がありますので、こんな時こそ

公益社団法人日本アロマ環境協会の方でも、精油や電池式のディフューザー、あらゆる香りを消すアロマスプレー、そして、エコノミー症候群の緩和に、アロマブレンドオイルの提供などを提供していただければと切に願います。

 

*精油の香りの好みには個人差があり、まれに香りによってアレルギーを起こすことも考えられますので、その辺は考慮してご使用ください。