健太郎クンの一日
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きっと俺は…

俺はやっぱ無力だなって
あらためて思うよ…





俺にはお前の苦しい記憶を
消す事なんて出来ないかもしれない…





わかってた…



でも出来なくても


俺はお前といたいんだ

ずっと一生…


消えたいって思うなら



俺がぜってぇ消えさせない…




そんな想いは二度としたく
ないから…



だから俺に出来る事わ
全部する


もしかしたら無いのかもしれない…



でも闘うから




弱音吐いてる暇なんて
ないんだ!



ごめんね



もぅ大丈夫だから!

笑顔

なぁ…覚えてるか?

俺聞いた事あんよな?

『なんでそんな寂しいそうに笑うんだよ?』
サミシイカラダヨ…

って言ったお前のその笑顔を俺は忘れないから…



僕はあの頃
立ち上がる事さえ出来なかった傷を背負いながら

でも前に進んでるって実感できてさぁ

それが成長したかはわかんなかったけど

単に時間と共に過去の悲しみが薄れてしまっただけかもしんないから


だから笑うんだよ?
今の僕が妹に出来る事は笑う事なんだ


お前は今でもあの頃のような笑顔で

周囲を、そして自分自身を照らしているのか?


太陽のような激しい光りは、
必ずどこかに影を作ってしまうけど


お前の放っている光は暗闇をも
優しく包んでくれる月の明かりのような優しい光なんだ


心の中に闇を抱えている俺が

お前のそんな笑顔に

どれだけ救われた事か…

お前はそれに気づいていただろーか?

俺にはきっとお前みたいな光を放つ事なんてできないから

お前の月あかりのような笑顔に照らされながら

俺はそう感じたんだ

だから俺は決意したんだ

お前のように暗闇を優しく照らす事が出来なくても

暗闇を暖めることならきっと
できるからって…

忘れらんねぇ過去

なぁ

覚えてるか?

あの夏の日

タバコ吸いながら
ベランダで約束した事

じゃあな!

って言って
帰ってくお前の

背中が

なんだかひどく

透きとおって見えたんだ

またいなくなっちまうんぢゃねぇかってさぁ…


久しぶりに電話した時

みすず湖に虹が
かかってるって言って

『なんかいい予感がする』

って言ってたよな…

俺の気持ちも知らないで

俺には嫌な予感しか
しなかったよ

でもそんな事言えなくて

元気でなって言ったんだ…


なぁお前ほんとは、

俺の家にもう少し居たかったんぢゃねぇのか?

まさか本気で『迷惑かけれない』なんて思ってたのか?


もしお前が本当に
そんな事想ってたなら


本気でお前をボコボコに
すんぞ?

甘える場所があったって

いいじゃねぇーか

時には甘えるだけ甘えれば
いいじゃねぇーかよ


家に帰ったら
もうお前は甘えらんなかったんだろ?

もし時を戻せるなら

あの日にもう一度

戻りたいよ

そして告げたい
『あと二日俺の家にいろよ』ってさぁ…


なぁ…今度は二人でツーリングしに行こうぜって
約束したぢゃねぇーか


なんで俺との約束いつも
破るんだよ?

お前は何が辛かったんだ?

それとも
自分が生きてたら迷惑かかるとか思ったのか?


俺の背負っている罪が
そーであるように

お前も本当に
たくさんの罪を犯してしまったよな?

俺の背負っている罪が
そうであるように

お前の罪もまた
どんなに裁かれたとしても

本当の意味で償う事なんて

決して出来ない取り返しのつかないものだよな?

でもお前の1番の罪は

一度でも俺の前から…
この世からいなくなろうと

した事だよ?

自分の命絶とうとしたんだから

だってそんなの
あまりにも悲しすぎるだろ…


お前が

入院して
少しずつよくなって

いった時に薬に手をだした
事…

苦しかったよなぁ…
ごめんなぁ

何度も電話くれたのにさぁ

気付けなくてごめん

でもさぁ…
なんで電話で苦しいって
言ってくんなかったんだ?

今にも消えちまうんじゃねぇーかっていつも思っていたよ…


知ってるか?

お前が

精神科に入って
誰とも面会出来ない時にさぁ

お前の母ちゃんあんなに
ふくよかだったのに


痩せこけて

今にも死んじまうんぢゃねぇーかってくれぇだったんだぞ?



お前はいつだって俺を
頼ってくれたよな?

本当にうれしかったよ

俺はこれからも
必死に泣いたり

笑ったり

怒ったり

感動しながら生きていく

またお前に会いに行くよ

そしてお前の最高
笑顔見に行ってやる…


一生懸命に罪を償いたいって
言ってたって
お前の母ちゃんから

さっき電話がきて聞いたよ

また会おうな

俺のたからもの…

最高のダチだよお前は!

俺が会いに行くまで
くたばんじゃねぇーぞ?