最近更新できてませんでした😅

ゴールデンウイークは雀荘に出向く人が多かったようでいつもの数倍疲れました(笑)

落ち着いたので漸く書いていこうと思います。

RTDトーナメントは4人中2人が勝ち抜けという仕組み。通常のフリーやリーグ戦と違い、条件戦が卓上を支配するのが面白さですね。最強戦は最後1人が勝ち上がるので今回のトーナメントよりはシンプルなイメージで良いのではないかと思います。

また、今回の通過のイメージは基本的にはプラスで4回戦を終えるとだいたいOK、1人大負けしてる人がいるとボーダーがその分上がる、というところですね。

まずは2回戦までの途中経過を。



ここからはもう条件戦が始まるのです。
4位の多井pは2位の金pまで96.7pt差とトップラス一回分程度で追いつけるイメージ(順位点で80pt差が付くシステム)。また平賀pとも79.1pt差となっており、この二人がターゲットとなる。

上の内容を整理すると、金pと平賀pにトップを取らせず(もし取られると残り1回でトップラス+素点○万点差をつけるといった厳しい条件になる)、かつ自分がトップ2回またはトップと2着1回ずつというのが現実的な目標。 

従って、仲田pが2着になるのは多井pとしては悪く無い結果ですし、多井pがトップが取れないときは仲田pがトップとなるのが一番マシな展開と言えそうです。

次に3位の平賀pの視点から見ると金pとの差は17.6ptと着順1つ未満。3回戦で金pより上の順位で終わるとトータル2位で最終戦を迎えられる強みがあります。3回戦トップを取れると4回戦が3着でも残れる場合が出てきます。

逆に2位の金pは平賀pに抜かれないように打つのが優先事項です。そして、最終戦を2着順差+素点の条件(トップ2着+素点)を作れるとなお良い。

最後にトップ目の仲田p。基本的には2着を一回取れればほぼ確定。金pと平賀pがトップ2着を一回ずつ取ると危ない、というくらいの差があるため、他の3者より余裕を持って打てる。

こうした状況を前提にこれから3回戦の打ち回しを見ていく。

東一局の各者の手組からスタンスを見ていこうと思う。

親の平賀pはダブ東がトイツの赤赤ということもあり、かなりブクブクな手格好に。しかし、カンチャンが多いことと、ヘッド候補が東の他にあまりなく、まとめるのが難しい。東を安牌と見てのタンヤオ手としても捌くのが大変そうなため、もう少しスリムにする人が多いのではないか(2p切っておいての赤5pをメンツとして確定させつつ安牌を確保する)。

平賀pは打ち筋も含めてだが、今の受け入れロスの無いように打ち、将来的に先制リーチを受けた時に無筋を押す必要が出るリスクを取ったということだ。

他の3者は将来的に安全に聴牌を取りやすい手組を取った。平賀pがドラを早々に切り出していることもあるが、今後のバランスの取り方にもつながっている。

仲田pは6.7巡目にドラの一、赤五を処理すると共にダブ東を絞りながら闘えるホンイツへの移行を見ている。難しい場合は降りることも視野に入れていたと思われる。実戦では有効牌をうまく引き、攻守兼用の手組にできた。アガれそうな時だけ東切りが見合うということになる。





金pは赤なしドラなしの手。そのため、タンピン三色が追える手組である程度スリムにしている。そのため、4pや3sは手元に置かずに安全度が高そうな西、8sを残している。




多井pは打点を追いつつ、スピードが遅れないようにする難しさがあった。下の場面ではまず三枚切れの九の受け入れだけを見切る八切りとした後、七を引き五切り、四を引いたところで三、一とリャンメン、三面のイーシャンテンにしつつ安牌を確保。マンズの捌き方は間違える人もいそうであり、勉強になる。



実戦は仲田pが7p、9pとツモり東切りで聴牌。
平賀pがポンしてイーシャンテンになるも、白を仲田pがツモり、満貫スタート。






このあと多井pの三倍満見逃しなど見所はたくさんあるが、こうした場面を各者の基本バランスや手組の方針を踏まえて見るとより面白くなるかもしれないですね。

時間がないのでこの辺で!