書こうと思ってて中々書けてなかった(というか観れていなかった)Aリーグの観戦記を少しずつ書いていきます。()での補足が多くて読みにくいかも知れないですが、その時は読み飛ばしてくれたらと思います。



先週水曜配信の第二節から。卓組は嶋村、村上、醍醐、坂本(敬称略)。

一回戦から。嶋村が快調にアガリを決めて53100持ちの南1局2本場。

11巡目にさしかかった坂本の手牌がこちら。



好形のイーシャンテンからのツモ六。自身の手牌だけを考えると七を切っているためドラを見切っており、マンズをのばすのは受け入れ枚数としては損が多い。(ヘッドレスのため、ソーズ、ピンズの形は残しておきたい。)

また、三色が345、456で残っている。打牌候補は三、六になるが、河の強さを考えて三となるか。

ここで河に注目してみたい。


親の嶋村、南家の村上の捨て牌がかなり変則的である。
嶋村はトイツ手の可能性と(3pは手出しの後ツモ切り)上の三色目が少しあるかも、という形だ。一段目はソーズの混一との天秤だったが二段目で移行した可能性もかなり高いか。そうなると門前での打点はありそうだが(チートイならドラ2の可能性がまずまずありそう)、速度は少し遅そうと見ていたが打9sでまとまってきているように見える(三色の場合は関連しそうな牌が出てきたと見えるため)。

一方、村上は国士の捨て牌。ドラが切ってあるため、チートイの可能性は低い。現状3枚目の北が捨てられたため、かなり進んでいると見える(村上が4枚目の北を持っていることになるため、北は完全安牌。それを捨てたということは聴牌または安牌持ちのシャンテンと考えるのが自然。特に村上は安牌を抱えながらの進行が多い。)

つまり、醍醐、坂本目線からはそれなりに怖い捨て牌となっているのではないか。
坂本としては勝負手ではあるため、オリずに攻めたいが見極めが難しい局となるのだ。

実際の坂本以外の手牌がこちら。




嶋村が親満イーシャンテン、村上も国士イーシャンテン。また醍醐もリャンメン2つのシャンテンだった。
四人全員がぶつかりそうな展開から醍醐が六ツモでリーチ!

次巡以降の坂本は難しい選択を迫られる。


ツモはドラの八。通ってない筋が14本も残っており、ツモ切りも手牌を考えればあり得るが一発目のドラは放銃するとこの半荘ラスがかなり濃厚になる。

安全に行くなら合わせ打ちの2p。まだ迂回しての聴牌の可能性を残しながら打てるため、(自身からは4p4枚見えのため、3、5pが切りやすい。)
門前でのアガリは可能性が低くなるが流局したときに聴牌に持ち込める可能性はまだ残っている。

ただし、ベタオリに移行は出来ない手のため、放銃率はどの選択をしても残るということになる。八がドラでは無かったらツモ切りの可能性が高かっただろう。

坂本は打2pを選択。苦渋の迂回となったが次巡六をツモり打3pと粘る。



次に悩むことになったのが親の嶋村。
リーチの一発時に6pをツモって三色崩れもワンチャンス9pを切ってのカンチャンドラ待ちで聴牌を果たしていた。

次巡、、、

ツモ四で手が止まる。
トップ目で放銃リスクを負う必要がない局面。しかしながら現物は一枚もない。強気で聴牌維持の打四か中筋の5pを渋々切るかと思ってみていたが、、、


ん???
国士は????
と仰天しました。
嶋村から4枚見えの白さえ切らなければ村国士は成就しない。一方、残り筋数がまだ多いリーチの方が数牌を切っても当たらないことの方がまだ多い。

放銃時のリスクを考えると国士よりもリーチに放銃した方がマシなようにみえるが、、、嶋村には国士が聴牌していないと見切っていたのだろうがその理由はわかりません。(誰か教えてください)

そうして驚いている間に、、、
醍醐が4sツモで1300-2600のアガリ。


どこかホッとしている自分がいました。

一局分を書いてみたが、時間が思ってる以上にかかったので、今回はここまで。

また、気になった局があれば不定期で書こうと思います!

感想等あれば教えてくださいね~

ではまた。