“毒にみちたページを” マルドロールの歌〈第一の歌〉
《ロートレアモン伯爵による「マルドロールの歌」読書メモ》
「マルドロールの歌」を栗田勇訳で読む。
この散文詩集は、大きくは6つの“歌”で構成されている。
“第一の歌”から“第六の歌”である。
それぞれの“歌”の中には、長短はあるが、幾つかのパートに分けられている。
そのひとつづつにメモが作れたらと思う。
〈第一の歌 神よ、願わくば・・・〉
この書には、凄いことが書かれている。
読者によっては、精神に痛手を負う。
読まないのも、ひとつの選択肢である。
*
〈第一の歌 読者よ、この作品の始めに・・・〉
読者は、この書に、憎悪の祈禱を読むことになる。
それは、どす赤い放射能を発する。
醜い君の鼻孔をを至福に導くだろう。
*
〈第一の歌 マルドロールが、幸福に暮らしていた・・・〉
マルドロールは、悪の生涯に身を投じた。
みずからの邪悪さに気づいた。
それは、意志の力より、はるかに強い。
*
〈第一の歌 実際にもっているにせよ・・・〉
ぼくは、残虐の快楽を描くために、自分の才を使う。
ただ、その残虐さは、万人の胸のなかにもあることを覚えとけ。
*
〈第一の歌 ぼくはみた、わが生涯を通いて・・・〉
人間は、怪物のごとく残虐なことを行っている。
神に対し、冒瀆の振る舞いをしている。
神よ、善良なる人間を見させてくれないか。
◇

昨日、散歩道で、篦大葉子を見た。
葉っぱが細長く、篦(ヘラ)のようなので、その名がついたようだ。
そして、その花のさま、まるで惑星の衛星のようである。
宇宙を感じさせる。










