こんにちは!


ネタがどんどん溜まってしまうので、早くここでの生活のことが書けるように、早くここまでの道のりについてを終わらせないといけません。笑


今回は、「入学までの過程」についてです。これがアメリカや日本と全然違ってとても面白いです。ちなみにここで書くのは、修士課程・博士課程についてですのでご理解ください。




まずせっかくアメリカの大学にも行きましたから、簡単にアメリカの大学のことも書いてみます。


アメリカでの受験は、基本的に提出書類のみの審査が多いです。

一般的な提出書類は、


1.Cover letter(申込みたいという意思表明の手紙。書式は決まってない)
2.Statement of Purpose (研究計画)
3.Writing Sample (今までに書いた英語での論文。)
4.Recommendation Letters (教授からの推薦状。大体は3通必要)
5.Transcript (成績表)
6.GRE (大学院生向け知能テストのようなもの)
7.TOEFL (ご存知のテストですね。留学生のみです。)



などなど、様々なものを提出します。どれが大切、ということはなく、全体的に見られるようです。

その他にも、応募前に教授に連絡をとり名前を売ったり、できれば教授に直接会って話にいくのがベストです。ある意味面接ですね。



とにかくアメリカは学問に対するあらゆる面を見られている、という感じです。









では今回私が受験した、アダム・ミツキエヴィチ大学(Adam Mickiewicz University)はどうでしょうか?

まず大きな枠組みです。


審査は大きく分けて二つ。

書類と面接です。(いずれ書きますが「面接」は結局ありませんでしたが…)




では提出書類の内容から!

1.Application Letter(申込みます!という意思表明のみ)
2.BA Diploma (卒業証書です。)
3.English Language Certificate (英語ができるという証明。決まったテストはない)
4.Doctor's certificate(健康診断書)
5.写真
6.受験料支払いの証明書



以上







これは…





驚きですね笑。

アメリカでの受験をしたあとだったのでびっくりしました。







まずアカデミックの能力を示すものは「大学の卒業証書」だけです。


しかもよく考えてください。


「卒業証書」


です。





「卒業証書」には成績は載ってませんね笑。






提出するときに、


「まさか卒業証書なわけないよな。。。それじゃ成績わからないし。。。」

と思い、当たり前のように


「成績表」


を送りました。





すると返事が…


「これはTranscriptです。Diploma(卒業証書)を送ってください」


と言われてしまいました笑。

というわけで、卒業証書で間違いないです。








さて次に2番の、「英語能力の証明」


これがなんとも曖昧。


「どうやって証明すればいいですか?」


という素朴な疑問が湧きますね。


だってEnglish Language Certificateしか書いてないし…






というわけでまたメールしました。


すると…





You are required to possess generally recognized certificate at a minimum level C1 
(最低でもC1必要です)



という返事が。。。



C1。。。



なんじゃそりゃ。。。



実はこれはヨーロッパで使われる言語運用能力を示すものでした。


CEFRと呼ばれる、Common European Framework of Reference for Languagesというものです。


A,B,Cレベルに別れており、それぞれ2段階に分かれています。


A1が一番低く、C2が一番高いです。


C1。。。




上から二番目の力が必要ということですね。




まだ曖昧…



ではTOEFLでいうと何点でしょうか?これがわかれば、わかりやすいですね!!!!


ETSのサイトからみてみると…

http://www.ets.org/Media/Research/pdf/CEF_Mapping_Study_Interim_Report.pdf




C2





110~120点





です。。。




それでもわかりずらいですか?




このサイト(http://www.eigodejuken.com/level.html)によると



TOEFL110点(C1)というのは




英検1級(余裕で合格)、TOEIC990点





ですね。。。。




はぁ。。。。




さすがヨーロッパ。もとめられる言語能力が高いです。



正直、アメリカより高いです。


アメリカは大体TOEFL100点あれば大丈夫ですからね。







で。



私のTOEFLの点数は103点。


全然足りない。。。





申し込み時にどうしたかというと。。。



「ヨーロッパで英語の試験受けたことないんですけど、アメリカで修士号を取るので、それでなんとかなりませんか…?」



と、TOEFLの点数を隠して聞いてみました笑。





すると、







「それでOK!」






やった~~!

なんとかごまかせました笑。




ちなみに、


「英語力に疑問の余地がある場合は面接を行う」



ということです。


ですので、



英語圏の学士がない…

TOEFL苦手…


けど話すのは得意!


みたいな人は、是非面接に持ち込んでみてください。










そして、他には正直、審査に大きく関わるようなものはありませんね。








というわけでまとめです。





書類審査は、特に必要書類さえしっかり出せば大丈夫。ただし、英語力の証明が必要。なにか不手際があればすぐに返事をしてくれるのでご安心を。


難関は英語力の証明。C1が必要というのは、簡単に言ったらノンネイティブとしてほぼ最高レベル。TOEFLは110点。英語圏での学位があればOK。





ただし!



まだ一週間のポーランド生活でわかったのですが、ここの人たちは、


「かなりゆるいです」。


本当に、テキトーなんです笑


「これじゃなきゃダメなんだ!ウギャーー!」


みたいなことは言われないので、なんとか交渉してみてください。


「英語力について疑問の余地がある場合については面接」ですから、そこでアピールもできますしね。





という感じです。







今回は面白いことも何もありませんでしたが、次は何か面白かったことでも書こうと思います。


蜘蛛男、ピアニスト、トイレ。。。などなど、ネタが満載!笑


乞うご期待。

ではまた!