お久しぶりです。
 
あまりにも久しぶりすぎて、もうすっかり忘れられてしまったであろうこのブログ。
それもそのはず。
前回の記事は1月半ば。
大雪の為に引っ越しができず、急きょ実家に舞い戻ってきてしまったというドダバタ話。
 
あれから3か月。
季節はすっかり春。
しかも桜はすでに散り、日中の日差しには暑ささえ感じる今日この頃。
まさか、ここまでご無沙汰することになるとは思ってもいませんでした。
 
思い起こせば、4ヶ月前。
昨年末の12月24日に4年3か月のアメリカ(テネシー州アセンズ)生活を終えて
日本に戻ってきました。
 
それ以来、我が家族の短い歴史の中で最もあわただしい日々が続いています。
アセンズでのんびり生活していた私にとっては、怒涛の毎日。
生活が一変。
私自身、身も心も(?)一変してしまったかのような・・・・。
 
わが子、賢太朗と梨奈にとっても大きな変化。
特に梨奈にとってみたら、生まれ育った国を離れて、新たなる国へ。
人生最大(級)の変化。
 
しかし、子供たちはとても柔軟に見えます。
すばらしい順応性。
 
例えば言葉。
2人で遊んでいる時は、ほとんど英語だったにも関わらず、
ほんの3か月足らずで、すっかり英語が抜けてほぼ100%日本語で遊んでいます。
 
賢太朗はほんの少し通った幼稚園、そして今月からの小学校で、日本語のシャワーを
浴び続けています。
そして、毎日毎日新しい言葉を吸収して梨奈を相手に新しく仕入れた日本語を披露。
こうして、梨奈もまたお兄ちゃんから日本語を学んでいっています。
 
そう思えば、英語を習得していく時も同じでした。
賢太朗が外で覚えてきた英語を、梨奈相手に披露しているうちに、知らないうちに梨奈もまた
英語を覚えていきました。
国が変わって言葉も変わったものの、結局2人の生活は基本的には同じなのです。
 
とは言うものの、親の私から見るとものすごい変化にうつります。 
英語を使って遊んでいるなんちゃってアメリカ人から、どっぷり日本人。
テレビで”はなかっぱ”を見ながら「春夏秋冬、朝昼ば~ん!・・・開花!」
と踊っている姿を見ると、不思議な気持ちにもなります。
 
そんな我が家ですが、大きな変化の中でも今なお変わらず残っているもの。
それは、アセンズでの4年余りの海外生活の経験、思い出。
 
先日、子供たちと身近にいる動物を言ってみよう!という話になりました。
まずは、ペットの代表格の犬・猫。
ここは日米共通。
 
面白いのはその次から。
賢太朗と梨奈は、次々と思いついた動物を上げ始めました。
 
「牛!」「!」
今住んでいるこの辺りにはまったく無縁の動物。
でも、アセンズではあちこちで見かけたお馴染みの動物。
 
うさぎ!」
散歩をしつつ野うさぎを追いかけ回してました。
 
「スカンク!」
ああ、いたいた。
スカンクが交通事故にあった後は、そこら一帯がものすごく臭かったものです。
私も、庭先ですれ違ったっけ。
その時は、まさかスカンクとは気づかずお互い目を合わせてバイバイって感じだったけど・・・。
 
そんなこんなで、日本ではなかなか身近にはお見かけしない動物たちが続々と出てきました。
そして出尽くしてしまって、3人でう~んと考えていた時。
梨奈が突然叫びました。
「ああ!思いついた!!」
 
彼女が得意げな顔で言い放ったその動物とは。
 
「ラマ!!」
 
・・・・・・。
意表を付かれた賢太朗と私は顔を見合わせて一瞬沈黙。
その後、驚きと納得のうなずきと笑い。
「あ~、あ~。ラマ。ラ・マ・ね!!」
 
そうきましたか。
ラマときましたか。
 
梨奈はこれ見よがしに
「だって、Mayfieldにいたじゃん。」と。
 
なんて懐かしい響き。
Mayfield.
あの巨大牛乳、つっこみどころ満載の工場、広大な農場・・・・。
そしてその農場でのんびり草をはむラマ。
一瞬にして、3人の頭の中にはアセンズの情景が思い浮かびました。
 
嬉しかったですね。
英語はすっかり忘れてしまった(かのような)3才の梨奈が、ちゃんとアセンズの事、Mayfieldの事、ラマの事を覚えていたこと。
そして、賢太朗も一緒に「ラマ」で盛り上がれたこと。
 
言葉や記憶は日を追うごとに忘れていくでしょうが、子供たちの根底にはあの大自然の中でのアセンズ生活が残っていくのかもしれません。
 
とその時思ったのです。
ブログを再開しなくっちゃと。
そもそもこのブログは、数年後の子供たちのためにと始めたものです。(”はじめに”参照)
いつか、子供たちがアセンズで生活していた時の事を知りたいと思った時、
記憶をひも解くきっかけになってくれればと。
 
日本に帰国するまでに書ききれなかった事、書きかけの事がたくさんあります。
子供たちに話しておきたい、アセンズならではの滑稽で面白い話がまだまだあります。
 
私の記憶が薄れないうちに(もうすでに危ういかもしれませんが・・・)、このブログに残しておこうと思います。
ということで、日本に帰国したもののこれまでと同様、アセンズの話題を綴っていこうと思います。
 
先週から、賢太朗は小学校へ、そして梨奈は幼稚園に通い始めました。
少しはブログを書く時間ができるかも、と思っています。
週に1度でも書き続けていければと。
 
・・・・・と決心した矢先。
梨奈が今週初めに、溶連菌性咽頭炎とやらに感染。
私は初耳だったのですが、どうやら春先の幼稚園ではお馴染みの感染症のようです。
せっかく通い始めた幼稚園なのに、1週間もたたない内に早くも欠席。
一方、賢太朗も調子が悪くなり早退。
 
そんなこんなで、学校&幼稚園が始まったとは言えしばらくはゆっくりする時間は
ないかもしれません。
だから、今回のタイトルも ~復活編~ではなく~復活(兆し)編~にしました。
 
 
それでは、また近いうちに!
 
 
 
 
 
 
 
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