コロナの影響で文化祭は5、6年の頃はほとんど行けなかったのですが、学校説明会は行きました。


(4年の頃、文化祭に行きました。)

   ↓歩く立ち上がる歩く


色々な学校に行きましたが、中でも思い出に残っているのは、開成中学校の説明会です。

受ける受けないは別として、5年6年と2年連続で行きました。



開成は、JR西日暮里駅の目の前にあります。
御三家のひとつですが、麻布とは頭1つ真顔、武蔵とは頭2つ真顔真顔近く離れているため、単に偏差値だけなら、御三家とは名ばかりで、事実上の一強と言えます。

(無理やりレベルで「御三家」を作るならば、今の時代、「開成・筑駒・聖光学院」かもしれませんねてへぺろ)


SAPIX土特のクラス編成(←単なる男女別、成績順のクラス)も上のクラスから
「開成真顔、筑駒
「麻布口笛、◯◯」←◯◯には別の学校名
「武蔵凝視、◯◯

と明確に序列をつけています。


「開成、筑駒」がα1、2で埋まり、上から順なので、「武蔵、◯◯コース」になればアルファベットクラスの子しかいないクラスになります。

その結果、かどうか知りませんが、開成志望者と麻布・武蔵志望者との間には歴然たる差がついてしまいました。



御三家それぞれの個性があるため、トップ層が別に開成ではなく麻布を目指すというのもアリだと思いますが、現実にはそんな子はほとんどいません(でんの話ではα1、2の中で、いて1人か2人)。

逆にSS開成では、α1、2の男子がほぼ勢揃いします。

ちなみに、でんは算数を含めB問題の方が得意でしたが、SAPIXとの面談のなかで、麻布の「あ」の字も出されませんでした。

そのかわり、やたら、海城を進められました(1日はどこ受けてもいいから3日は海城にしたら?もちろん1日に受けてもいいと)。肝心のでんは問題を見て「無理絶望無理絶望」ばかり言ってましたが。


さて、御三家ですが、武蔵に至ってはほとんど周りに目指す子がいないため、どのような子(クラス、性格ともに)が目指しているのかよくわかりませんショボーン


といいつつ、ワタクシたちが最初に「いいかな~」と思って、文化祭に行ったのが武蔵でしたてへぺろ

まさに「百聞は一見にしかず」で、行って良かったです。行って武蔵をやめました(笑)

(こちらでござんす)
   ↓ハイハイ立ち上がる歩く



SAPIXは、そもそも開成予備校と言われるくらい開成に特化しています。
奇問を出されて対策のしにくい麻布と違うのもポイントです。

また、開成対策はほとんどの難関校への対策に通じるため、仮に開成を諦めても(受験でダメでも)、駒場東邦、早稲田、海城には十分対応でき、シフト可能です。
事実、早稲アカでは、「NN開成は、『NN早稲田』よりもNN早稲田」という言葉があるくらいNN開成から早稲田には受かりやすいそうです。今年の先輩ブロガーさん達(受験学年は同じですがてへぺろ)のブログを拝読しても、NN早稲田出身者は、たとえ上位クラスであっても苦戦されている方が多かったような気がします。

一方で、NN開成の子達が(1日か3日かわかりませんが)、早稲田の合格をかっさらっていたのかもしれません。
恐らく、早稲田は算数が難しいため、開成対策が自然と早稲田対策になっているようです。

また、SAPIXですが、夏から始まるSS開成(に限らず、ほとんどのSS)成績に関係なく誰でも入れますが(早稲アカのNNと違い、本当に誰でも入れます)、途中でついていけなくて抜けていく子も少なからずいますショボーン
そのような場合、麻布…ではなく、海城あたりに変更してクラスを移動するようです(でんの友達がそうでした。)。

とにかく、SAPIX一にも二にも開成第一主義です。女子なら桜蔭ですね。
SS開成とSS桜蔭だけ(ときどきSS麻布とSS女子学院も)、他のSSよりも一時間早く集合し、早朝特訓するなんてこともザラでした。

なお、男子には、エリア制限付きの最難関・筑駒がありますが、こちらは学区の制限があり、受験できない子が多数いるため、それほど重要視されていなかったです。
事実、SS筑駒など存在しませんでした(でんの校舎だけかな)。

「御三家の圧倒的首位の開成でどれだけ他の塾を引き離せるか物申す」がSAPIXなのです。

ちなみに、御三家を逆手に取ったのが早稲アカで、「『御三家◯人合格』という観点で一番下の武蔵からの合格をかき集める物申すということを(開成、麻布対策とは別に)得意としています。

(次回に続く)