黄山旅行(社内旅行)

2021年6月25日~28日

 

プロローグ

 今回は社内旅行だから、ボスの私が行くと皆は楽しくないかと遠慮したが、一部のスタッフが”没問題”と勧めるので、同行させてもらった。2,900元。事前に旅行計画書など一切出てこないが、どうやら標高1,500m以上の山の上に宿泊するらしく、かなり寒く雨らしい。

 

 でも、防寒着もパーカーも北京に置いてきた。準備と計画が大好きな私は、数日間かなり悩んだ末、雨着は持参した簡易ウィンドブレーカーで、タイツとダウンはH君から借りることにした。

 

 すでに2週間先に行った社内第1班に聞いても、詳細は語らず要領を得ない。結局前日の夕方に、注意事項1枚が送られてきたのみ、まあ今回は場当たり的な中国式を楽しみましょう!

 

2021年6月25日(金)

 タオル、石鹸、スリッパは持参せよで、結局荷物は通勤用リュックと、ショルダーバックの2個になった。7:45集合場所、バスには一席だけ向い合せ特別席があり、H君と座る。総勢20名強、都合6時間の走行、私がいるせいでしょうね、車内は静かでした。

 

 13:00昼食、当然だが丸テーブルの中国式、以後すべての食事は同じスタイルでしたので詳細は記述しません、が毎回おいしかった。

 

 まだ参加者には妙な緊張感があって、あっという間に食べ終わり登山口に、念のためペラペラなレインコートを入手、ストックは不要とした。必要なものだけ持参、あとはバスに残してOKだが、その必要なものが何かわからん、すべて持って上がることにした。ここから若いガイドが同行。25分ほど別のバスでロープウェイ乗り場へ。待機中、お客さん(IB社)からチャット着信、ちょうど社員の奥さんがそのお客さんの社員と聞き、タイミングの良さにビックリ。

 

 

 雲谷からロープウェイに乗る、8人乗り12分間、下を歩けば3時間らしい、次は歩きで計画したい。いよいよ黄山らしい岩山の景観が迫る。岩山と松で構成、これに雲などが加わり絵に描いたような景色を作るはずだが、結構真っ白に曇って雰囲気は無し。ガイドの案内で、峰を上ったり下りたりしながら、時折ガイドの説明を聞き岩山を散策する。

 

 


 1.5時間ほどで山腹のホテル到着(黄山狮林大酒店)、山小屋かと思っていたら、ちゃんとしたホテル。16:30部屋へ、なんや、タオルや防寒着、歯ブラシなど全部不要!部屋は狭いがすべてそろっている。17:20夕食とノックされ、早すぎると思うが食堂へ。スタッフの〇君(名前不明)とビールを飲む、中国では珍しく冷えたビール有、でもあまりおいしくない。

 

 

 18:30ロビー集合して、夕日を見に行くが曇って不可、酒飲んで1600mの高度で山登りは、すぐハァーハァーと息が荒れる。メキシコ生活と同じ高度ですな。懐かしい。

 

 1時間ほどでホテルに戻り、ロビーで社員達と10名程度でワインをする。家族の写真を見せあうネタくらいしか盛り上がらない。ついでに当家のカミさんにビデオ出演、個別挨拶してもらう。解散後、21:30部屋で即就寝。隣の部屋の物音が板一枚隔てただけでよく聞こえる。

 

2021年6月26日(土)

 4:00起床、曇り、どうせ日の出は見られないと分かっていても、運動も兼ねて、4:30に暗い中を出発。部屋にあった赤い防寒着を着る。10分ほどで展望台(猴子观海)に到着、10数名が30分ほど待って、日の出時間の5:12になるが厚い雲で全く見えない、しばらく時間をつぶしてホテルに戻る。7:00まで気持ちよく寝る。

 

 8:30ホテル出発、今日は12時近くまで山麓をうろうろするらしい、えっハイキングじゃないの?と思いたいが、どうも登山らしい、もっと早く言えよと言いたい。

 

 かなりののぼりの階段などあって、標高差300mを登ると9:30一個目の頂上、光明頂1860m到着、雨は降ってないが、多少風があり、寒さは感じないが高度を考えると、これからの寒さ対策がちょっと不安、でも周囲は半袖短パンも。

 

 それより登山による汗だくで、ほぼ全身ぐっしょり状態、汗冷えが怖い、ウィンドブレーカーを何度も着たり脱いだりする。どうして日本人はこんなに汗っかきなんでしょうね。

 

 

 次の頂上は希望者+健常者だけらしい。中国語はよくわからんがかなり危険なニュアンスを感じる、雨や風を考えたらやめておこうかと思いが大きく占めるが、行く人ぉ~~と聞かれ、つい手をあげてしまった。10名くらいが挑戦、内3名は女性。(ちなみに第1班の時は、6名で男のみ登山)

 

 登りは相当な直登で、キツイ、狭い階段、高度差にしたら400mくらいだろうか、それでも30分ほどで到着 蓮花峯1,864m、頂上は人が多く大渋滞なので直下のテラスで仮登頂とし写真など撮影。霧と言うより雲の上じゃないか、下界は全く見えない、風も強い、ほぼ登頂の気分感無し。

 

 渋滞の頂上を通過して反対側が下降の道、急な階段が続きかなり慎重に降りる。持病の右膝も痛くなる。登りより下りが相当神経使う。今日は土曜のせいは人が多く各所で渋滞発生。結構普通の格好で登ってきているが、日本だったら絶対怒られるでしょうね。

 

 

 さらに1時間ほどうろうろしたり時間つぶしたりして、12:30行きとは違うロープウェイで慈光阁に降りる。降り始めたらすぐ雨に変わり、やはり我々は雲の上に居たのだ。しっかりした雨の中、行きと同じところで昼食。黄山を総括すると、絵にある通り針のような岩山なので、狭いところの直登直降が多かった、景色は全く楽しめなかったが、登山自体は面白かった、でしょうか。

 

 16:00農地の中のリゾートホテル風にチェックイン。即シャワーして汗を流す、爽快。でもモンベルの速乾性シャツは本当に優秀で全く濡れ感無しでした。ユニクロのAirリズムは汗だくで名前だけだな。

 

 17:00昔風街並みを観光、雨が時折振ってきて、スニーカーはずぶぬれ、それを予想して靴下の上にビニール袋をかぶせ履いたら、まあ快適でした。同じ観光地内で夕食。ビールも。20時近くに部屋に戻って、スマホでTverを流し2時間ほどで寝る。お酒が無いせいか何度も起きるが気にせずなすがまま、朝を迎えた。

 

 

 

2021年6月27日(日)

 8:30出発、1時間ちょっとバスで走って、たぶん黄山市内の古い町並みで1時間時間つぶせとのこと。雨は本降り、とりあえず歩いて、O君Sさんへのお土産で酒を買う、あとお菓子と、通訳のつもりで私のそばに居て楽しめなかっただろうDanDanさんとナンシーさんにお礼としてお菓子をあげる。市内で早めの昼食を食って帰路へ。ビールを飲むとトイレが近くなるので我慢した。

 

 

 

 12:15出発、今夜は、家族ZoomとO君の家でお好み焼きパーティーを予定しているので、到着時間を何度も測る。ナビでは18時前到着、だが、バスが遅いのと途中の休憩が規則だからと20分間も取ったので、家族Zoomはキャンセル。それでも18時過ぎに無事蘇州到着。TVでよく見る、中国のバス交通事故、遭わなくて幸いでした。中国人の家族と仕事以外の姿を見られて良かったし、何よりも山は良かった、今回も合格!