夕焼けと夜空との境界線は曖昧で


そうかと思えば
唐突に橙から群青へと変わる


光の三原色を無視したかのような


その大胆なグラデーションに


ひととき心を奪われる


そうしてる間にも
足元は薄暗い闇に包まれ始め


遠くにまばらに明かりがともる


その暖かな光は逆に
オイラの心をひどく
切なくさせる


オイラの暗い心は
深い闇に紛れ込みたくてたまらない


そのくせ
いつも一筋の光を
待ち焦がれている