手術のご報告
皆様、お久しぶりです。
前のブログにはカープへの思いをたくさんと書いて、今シーズン、たくさん応援して頂きましたが、
試合から離れ、手術して頂くことを決心しました。
カープにとって、僕は必要だ、そう言って頂き、今シーズンも命をかけて戦うと決めていました。
だからこそ、安定した複数年契約をお断りさせていただき、単年契約をお願いしました。
痛みは、昨シーズンから限界を超え、検査を何度も受けながら、
薬と注射に頼って毎試合なんとか出ていました。
昨年の夏には、医者からストップがかかりました。
でも、その時にはまだ、僕が抜けられるチームの状態ではないと思いました。
医者には手術をすすめられましたが、
痛みを和らげるためのあらゆる方法を試しながら試合に出続ける、
そう決めてから僕の打撃成績も上がり、
シーズンが終了するときには打点王も狙える位置にいることができました。
医者も、僕の残した成績を見て、その状態でもそんな成績をおさめられるなら、と
手術をせず様子を見ながらやれる可能性も出てきたと言ってくださいました。
ただ、「よくなることは100%ない、今より悪くなることはあっても」とも言われました。
個人トレーナーさんについてもらい、痛みをだましだまし試合に出てきました。
肘の周りに筋肉をつけ、肘のlカバーをし、
試合後や寒い日は硬くなって動かない肘の筋肉をすぐにほぐしてもらう
今年も去年のようにやっていけると思っていました。
春先の不調は毎年のことだと思っていました。
そんな時に、周りを見れば、去年と比べて成長した若手がいました。
そんな選手が試合を決めて。ヒーローになっている。
ただ無我夢中で頑張っていたそんな頃、自分の体の状態をふと考えることができました。
もっと肘を畳んだ方がいいと頭が分かっていても、畳むことを体が拒否している自分。
痛みだけならいくらでも我慢しようとしていたのに、
気付けば肘が開かない、動かせない。
肘の状態も、限界の限界を超えてしまい、
これではチームにも迷惑がかかるとやっと気付きました。
気付く時期がこんな時期で、それは大変申し訳なく思っています。
若い選手たちは、仲間でもあり、もちろん僕のライバルです。
手術した後、僕の居場所はないかもしれません。
でもまた一から戦ってみたいと思います。
手術を決意させてくれたのは選手たちでもあります。
抹消される前の日の夜、若い選手たちと一緒に食べて、お前らに任せるぞ、と伝えました。
新聞には「今季絶望」と見ましたが、
実際、肘を開けてみないと状態が分かっていません。
今季絶望かもしれませんし、そうではないかもしれません。
つまり、今季絶望、と決まっているわけではありません。
レントゲンでは大きくなっている骨が大きすぎて分からないみたいです。
医者には「早くて3カ月」と言われました。
ただ、前回の肘の手術で、復帰を焦り今回にいたるので、
今回は周りにも言われる「焦らずじっくり」治させていただきたいと思います。
この度は、皆様に大変ご迷惑、ご心配をおかけしました。
自分の中で、100%納得できるバッティングを目指します。
またグラウンドの上で皆様の前に立つことができるよう努力します。
また何かあったらブログ書きます。
入院まで時間があり、それまでゆっくり過ごせと言われたので、
最近はテレビでカープ戦見てブツブツ言い
競馬を見て予想し
スポーツ新聞をゴロゴロしながら見ていたら
「おじさんになったね」と嫁にニヤリとされました。
こんなにゆっくり過ごすことがないので過ごし方がよく分かりません。
では、また。