二次性白血病について | 健太の白血病闘病記~余命半年を生き抜く~ブログ

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余命半年を生き抜く混合性急性白血病患者の闘病記

予後不良タイプで余命宣告を受ける。また、末梢血の白血病細胞(ブラスト)の数が、54万個/μLと、病院の最高記録を大幅に更新した。(もはや、血液機能は失われており、いつ死んでもおかしくない状態だった。)

 放射線・抗がん剤なども白血病を引きおこす可能性があるとされ、固形ガンの治療を受けた後に発症した白血病を「二次性白血病(Secondary leukemia」あるいは「治療関連白血病(therapy-related leukemia TRL」と呼んでいます。


 逆に、私たちのような白血病患者が放射線・抗がん剤などを受けて、別の固形ガンを発症することを「
二次性ガン」と呼んでいる。



 この「二次性白血病」を発症した場合は、多くの症例が「骨髄異形成症候群(MDS)」又は「急性骨髄性白血病(AML)」である。


抗がん剤のうち、アルキル化剤とトポイソメラーゼⅡ阻害剤の投与によるものが多ようだ。

アルキル化剤を原因とする場合、まずMDSを発症し、潜伏期間4~5年でAMLに急性転化し、白血球のみでなく、赤血球、血小板の産出ができず、出血と感染症のコントロールをしながらの化学療法は難しく、予後は良くない。


トポイソメラーゼⅡ阻害剤を原因とする場合、MDSを経過せず、潜伏期1~3年でAMLを発症する。こちらは、骨髄単球のみに異常をきたす場合が多く、比較的に予後は良好のようである。



1980年代初めに、ホジキン病に対するMOPP療法(抗がん剤治療)による治療後に10%程度の

「TRL」の発症が判明した。その後の調査の結果、造血器腫瘍では、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫が、固形ガンでは、乳がん、卵巣がん、肺がん、胃がんなどで発症が多いことが判ってきている。

おそらく、ガンの種類というよりも、臓器の薬剤に対する耐性力や、投与薬剤の種類の違いが反映されているんでしょうが。



 さて、白血病患者の「二次性白血病」とは何なんでしょうか?

 ここ最近、移植後にドナー細胞が白血病化した話を何件か耳にしました。最初の白血病とはタイプが違うので、いわゆる「再発」ではありません

 マルクの結果でも、元の自分の細胞は検出できず、ドナー細胞に置き換わっているようです。

 ドナー細胞が順調に定着したものの、ある日突然機能しなくなる「二次性着不全」でもありません。
 そして、これらの診断結果により告げられる病名は、「骨髄異形成症候群」又は「急性骨髄性白血病」なのです。


しかし、白血病患者の移植後に発症する「二次性白血病」については、医療関係者によるネット上への情報発信は皆無に近く、まったく原因は不明です。



僭越ながら、私なりに可能性を考えました。

①シンプルに、ドナー細胞が運悪く、自然発生的に突然変異し、「がん化」した。

②骨髄検査(マルク)によって、骨髄に物理的なダメージがあり、突然変異した。

移植前に大量のエンドキサンを投与されますが、まさにアルキル化剤です。投与後、20%は血清蛋白と結合し無力化し、60%が4日程度で体外に排出されます。ということは残り20%の抗がん剤は丁度、移植を実施するときに体内に残っている可能性がある訳です。つまり、ドナー細胞が移植された時点で、抗がん剤の影響を受けて、一部が突然変異したのではないか。

免疫抑制剤によるストレスにより、ドナー細胞の一部が突然変異を起こす。


まぁ、僕は医者ではないので、推測にすぎませんが、治療に当たって、十分な注意を払う必要性を、この問題から理系人間としては、感じるのでした。


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