「仕事」のイメージが音を立てて崩れ去ってしまうROWE革命 | 2万件を超える経営相談実績で経営課題を調理する企業参謀

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「ROWE」とは、Results-Only Work Environment (ROWE)(完全結果志向の職場環境)の略で、アメリカの大手電機量販チェーンのBest Buyが2003年に導入を始め、電撃的な成功を記録しました。


フレックスタイム制は、社員の会社への貢献は勤務時間によって決まるという前提に立ったもの。これに対してROWEは、社員の会社への貢献度を、あくまでその人が上げた成果によって評価する。

例えば、ビジネス計画を作るという仕事があったとしよう。その計画を40時間かけて練り上げようと20時間で仕上げてしまおうと、計画さえよければ、かけた時間はどれだけでもいい。それが、ROWEの発想だ。 



先日、師匠の会社で、契約社員のスタッフが、遅刻をしてきたそうだ。

お子さんを保育園に送っていく関係で、朝は予想外なことが多いのだとか。とても反省されたのか、やたらと謝るので、ふと思ったという。

「なぜ遅刻があるのか?」

遅刻がなぜ発生するのか。



そうか!出勤時間が決められているからいけないのだ。
だったら出勤時間なんて無くしてしまえばいい!


毎日期待する成果を上げてくれれば良いのであって、時間なんてどうでもいいじゃないかと。

こうして、出勤時間をなくしてしまったのだという。

結果志向の職場環境を作ったという上で、これもひとつのROWEの実践である。