田舎のコンビニ「ノーソン」 | 2万件を超える経営相談実績で経営課題を調理する企業参謀

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田舎のコンビニノーソン(農村、No損、LAWSONとかけている?)
を知っていますか?

大分県中津市の約200世帯500人ほどが暮らす山深い集落にあるそうです。

nawson


























日本経済新聞2009.6.28「農村コンビニ、生活守る」


住民が出資・経営するNPO法人で、市街の大型スーパーまで約20キロ、


「一人暮らしのお年寄りの生活をどう守るのか?」という現実問題に直面し、


元町職員の中島さんという方が発起人となりました。



旧農協を買い取った店舗では、


「自分たちに必要なものを仕入れ、売る店」


というコンセプトで運営を開始。


客がくつろげる談話スペースは、
夏休みにはプール帰りの子供たちの憩いの場となり、
冬にはまきストーブを囲んでお年寄りの談話スペースとなるそうです。


着想の元かどうかは定かではありませんが、

LAWSONのサブタイトルは、

「マチのほっとステーション」


ノーソンはさながら「ムラのほっとステーション」といったところでしょうか。

いずれにせよ、店舗での小売販売のみならず、
「山林、田畑を守り環境を保全する事業」を通し、
お年寄りが栽培した野菜を集荷し、中津市街地の
大型商業施設内で販売する事業も手がけ、
中山間地の田畑を守るお年寄りの生活のよりどころとなり、
まさに、「なくてはならない」存在となっているところに、
学ぶべき所があると感銘を受けました。


こと「あったら便利」にばかり目がいってしまい、本来的な意味での
商売のあり方
が揺らいできている現代、

「あってよかった、なくては困る」と有難がられる
そんな商売を心がけていきたいものです。


いつもありがとうございます。