私の勤める会社の大株主は、とある銀行で、
多くの資本関係会社ネットワークを形成しています。
先日、このネットワーク企業で行っている経営者塾(任意参加)に
参加したとき、トップである会長から、
社長が考えていることで、N0.2からは見えないこと
というテーマで講話がありました。
会長いわく、それには8つあるとのこと。
今回からその8つについて1つずつご紹介していきたいと思います。
まず1つ目は、「資本」です。
よく株主に向かって、「会社は誰のものか?」といった議論を吹っかける
社長がいますが、そういう戯言をのたまう社長というのは、
大抵サラリーマン社長や、2代目だったりするそうです。
創業社長は絶対にこういうことは言わない、と。
何かをやる前に必要なもの、それが資本です。
何をやるにも資本が必要です。
ビジネスさせていただいた御恩は株主に返さなければいけません。
そういう戯言を言いたいのならば、
自分自身で株主になってみる、
自分で資本を集めてみると良い、
あるいはすべて自己資金でやってみるとよい、と。
起業を控えた私にとってまさにぴんとくるお言葉を頂戴しました。
私自身、同様の考え方をしています。
思うように資本を集めることが叶わず大変な苦労をしていますし、
自己資金にしても、事業を起こすためには貯金では済みません。
自らがトップに立って何かを成し遂げようと思ったとき、
ふと経営者の頂から世界を眺める瞬間があります。
思えば、社内で一社員として仕事の質が変化する瞬間というのは、
この視点を得るか得ないかだと思います。
まさに同僚の愚痴が戯言に聞こえます。
社員全員が経営者感覚を身につけることが重要だ、というのは
こういうことなのかもしれません。
それだけでなく、経営者の視点とは、大いなる感謝の念である、
ということも大変重要な気づきです。
いつもありがとうございます。
続く・・