恵みとさばきを
私は歌います。
主よ あなたにほめ歌を
歌います。
私は 全き道に心を留めます。
いつあなたは 私のところに
来てくださいますか。
私は家の中を 全き心で
行き来します。
私は 目の前に卑しいことを
置きません。
私は 曲がったわざを憎み
それが私に まといつくことは
ありません。
曲がった心は私から
遠ざかります。
私は悪を知ろうともしません。
陰で自分の隣人をそしる者を
私は滅ぼします。
高ぶる目とおごる心に
耐えることはできません。
私の目は この国の
忠実な人たちに注がれます。
彼らが私とともに住を行うを行うむために。
全き道を歩む者
その人は私に仕えます。
欺きを行う者は
私の目の前に 堅く立つことは
ありません。
朝ごとに 私は国の中の
悪しき者を
ことごとく滅ぼし
主の前から 不法を行う者を
ことごとく断ち切ります。
（詩篇101：１〜８）
牧師室から
『直き心をもって』詩篇101篇
小泉美早子牧師
鏡の前で髪を整え、鏡の前で化粧をする私たち。この詩も鏡です。信仰者としてどう生きるのかを指し示す鏡なのです。詩人は神がいつくしみと公義をもって訪れてくださることを待っています。神に信頼しながら、神とともに生きる道。直き心とは完璧な人ということではない。神に自分のありのままを知られていることを知る心です。
私たちは素顔の自分を誰かに知られることを恐れます。鎧をかぶり取り繕います。ましてや神に自分の正体を知られたくない。しかし神が自分のすべてを知ってくださっていることはこの上もない安心感を生みます。神の前では隠す必要がない。自分の罪も至らなさも、欠点も。そこまで信頼できれば待ち望めるでしょう。
神とともに歩むということは、誤解を恐れずに言えば、主のごとくなりたい憧れをもって歩むことです。そのためには神に背く者の行いを憎む。ひがんだ心を遠ざける。むしろ、もっと主を愛そう、もっと主を求めよう。主との交わりに飢え渇いていくなら、どうでもいいものと、どうでもよくないものの識別はついていくようになるでしょう。
自分のありのままを主に知られているとは、今のままの自分でいいとの開き直る言い訳にはならないのです。罪深い自分を知れば知るほど、汚れた者が主にあって変えられていく希望にどこまでも開かれて行くからです。
それだけではありません。自分がいったい何をすればいいのかが分かります。ですから、ここでは神のいつくしみと正義に満ちた共同体をみんなで造り上げていこうという理想に燃えているのです。これは教会が求める姿でもあります。主を信じるすべての者が、もっと主を愛するわけにはいかないのでしょうか。すべての信仰者よ、夢をもって立ち上がれ。
〜みことばの黙想と適用〜
今日の礼拝メッセージを通して、神を待ち望む姿勢というか、どのような心で待ち望むべきかということについて考えさせられました。神の前では自分のすべてが知られています。隠す必要がないのです。神が自分のすべてを知ってくださっているということは、この上もない安心感を生みます。しかし、自分のいたらなさも、欠点も、すべて知ってくださっているということは、今のままの自分でいいと開き直ることでは決してありません。罪深い自分を知れば知るほど、そんな自分を愛してくださる主の無条件の愛を知ることができ、主にあって変えられていくという希望を持つことができるからです。『なおき心』とは、神に自分のありのままを知られていることを知る心のことです。主を信じる私たちは、もっと主を愛し、主を求め、主との交わりに飢え渇いていこうではありませんか。そうすれば、自分のなすべきことも見えて来るでしょう。ハレルヤ❣️
すべての信仰者たちよ、
聖霊によって燃やされよ❣️
感謝します❤️
