書くことによって、
今の自分自身を見直すことができればと思います。
どうしてこの本に目が留まったのかも忘れましたが、
もう半年以上前から図書館の予約カートに入っていた
「小倉昌男祈りと経営」という本を借りて読みました。
さすが、第22回小学館ノンフィクション大賞を受賞しているだけあって、
引き込まれるように読みました。
この本を手にとって初めて、小倉昌男という人物の事を知りました。
知っただけでなく、新しい友達ができたような気持になりました。
その人は、社会的には、ヤマト運輸の社長会長を歴任し、宅急便の父と呼ばれ、
また、名経営者、伝説の経営者とも呼ばれていたそうです。
一方で、この作者は、彼の近しかった人たちに取材し、
家族との壮絶な困難と混沌に、頼りなくはあるが、
真摯に取り組む姿をとらえています。
その姿勢は尊敬に値するものです。
また作者の、このような家庭は決して珍しいものではないのかもしれない。
というコメントに、家族というイメージを見直す必要を感じました。
そこには心の病が深くかかわっていると共に、
社会的な一般常識、人の目がその家族の在り方をゆがめていることを痛感しました。
私たちの心の中に巣くっている偏見や差別。
自分も含めて、それと気が付かない人たちが多くいることをふがいなく思います。
しかし、その中で、自分と家族の事を深く思い、
社会的偏見の中でつらい思いをしている人の事を思い、
行動に移すこの人の姿に、こういう自分でありたい、と思うのです。
あるべき姿として、これからもこの人のようになることを目指したいと思います。