自然木そのままの意匠現在進行中の現場で製材されないままの自然木そのままの木材の良さ、美しさを表現できる丸太そのままを利用する丸桁納めの庇を納めた。最近では、あまり納められていない仕様だ。しかし、同じ人が二人といないように同じ木材も二つと無い。その木材の良さを活かし、唯一無二の建物へとまた、世界に一つ日本古来伝統建築を生かす建物へと繋げて行ける家へ残していける。有難い仕事です。やはり、大工は面白い。
香りを楽しむ本日の朝一に先週に上棟した現場に屋根材を届けに行ってきた。車から出ると自然木の香り、杉、桧の香りが漂っている。構造材全てを天然無垢材で組み、仕上げも無垢板の自然の木目を楽しめる仕上げとなる。まだ、屋根下地工事中だが、木の香りは現場いっぱいに広がっている。国産材にこだわり、世界にひとつだけの家となる。天候にも恵まれ美しい仕上がりだ。
見学会昨日、今日と二日間限定でお施主様のご厚意により「手刻みの家完成見学会」「古民家構造見学会」二つの会場で行わせて頂いている。本日は天候にも恵まれて穏やかな見学会となっています。僕が担当しているのが「古民家構造見学会」で築100年以上の建物の再生方法、これからの維持方法等を現地を見て説明させて頂いている。ご来場頂いた皆様は、100年以上前の大黒柱や梁組を見て驚かれている。地域で育ち、その場所で四季を感じて育った木材は100年の歳月を過ぎても立派に建物を支えている。僕たちも100年の歳月を過ぎても支え続ける会社として在りたいと願い、完成形を想像している。完成見学会も楽しみだ。