「知多新四国八十八ケ所写真集」(2012年知多半島歩き遍路日記)第10日目その1「52番:密蔵院 | 多幸の湯番台のブログ

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「知多新四国八十八ケ所写真集」(2012年知多半島歩き遍路日記)第10日目その1「52番:密蔵院」。

撮影日時:平成24年4月26日 場所:愛知県知多郡美浜町大字野間字松下105番地。 記事:知多八十八ヶ所52番札所:鶴林山 密蔵院(かくりんざん みつぞういん)。 昨夜初めて利用した武豊PAは静かで利用車両も少なく良く寝られた。レストラン・売店もある、尤も閉店時間が午後6時と早く利用する事は無かったが(営業時間:9:30~18:00、但し10/16~3/15 17:00まで)。このPAを朝8時に離れ、隣接する武豊ICから一般道路へ出る。美浜IC~武豊ICの通行料も100円だった。この日は昨日の続きで師崎港から日間賀島・篠島へ渡る積りでいたが天気が悪く雨が激しく降っているので諦め、昨日回った大井5ヶ寺の様に狭い地域に5ヶ寺が集まっている美浜町野間地区を巡拝する事にした。県道72号線を西へ進み国道247号線に乗りどんどん南下する。美浜町野間地区にある有名な野間大坊の近くに五つのお寺が点在している。先ず手始めに52番密蔵院から参拝する。赤い山門が目印。庭が良く手入れされている。本堂・大師堂・不動堂(護摩堂)があり、小高い場所に観音堂(かじとり観音)が祀ってある。本堂前にお茶と漬物のお接待あり。漬物の味が絶品、ありがたいお接待である。家内は老お庫裡さんから漬物のレシピを熱心に聞いていた。(写真右下の+印上でクリックして下さい、拡大されます)

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①52番密蔵院の真っ赤な山門。

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②落ち着いた雰囲気が溢れる境内。水子・子安地蔵尊、修行大師像の向こうに見える赤い山門。山門の鬼瓦が面白い。

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③平成10年に再建された本堂とその左側に隣接する大師堂。

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④山号「鶴林山」の扁額(上)と本堂の内陣(下)、ご本尊は不動明王。(合成写真)

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⑤大師堂の内陣。立派な大師像の前に「盗難除」お札も安置されている。

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⑥雨に濡れる不動堂(護摩堂)。

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⑦見事に手入れされている境内。ここにも大きなソテツがあった。

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⑧本堂前に置かれていたお接待のお茶とお漬物。

                                                                                                             
52番札所:密蔵院。宗派:真言宗豊山派。 ご本尊:不動明王。 11世紀後半に白河天皇の勅願寺「大御堂寺」の一坊として建立され、初め「宝乗坊」と号していたが江戸時代に現在の「密蔵院」と改称した。本尊の不動明王は鎌倉時代末期の作と伝えられ盗難よけに霊験ありとして知られている。また「かじとり観音」の寺としても有名で毎年8月18日に大祭が行われる。1944年7月、小笠原沖を航行中の御用船が米機の爆撃を受け沈没。船長以下7名が救命艇で脱出、南無観世音菩薩と唱えながら黒潮の流れに逆らって必死にこいで伊勢湾に漂着した。船や車の舵を取って安全に導いてくれる観音様として特に漁師さんに篤く信仰されている。進学、就職など人生の舵も取ると言われ受験シーズンには多くの参拝者が訪れる。そして裏山には源義朝を討った長田忠致が磔の刑にされた「長田の磔松」があり史跡めぐりハイキングコースになっている。赤い山門と深い緑の対比が美しいお寺で、通称「赤門寺」と呼ばれる。(知多四国霊場ガイドブックより抜粋引用)