「西遊記Ⅳ写真集」(2009年東海・北陸ぶらり旅日記)第17日目(その5) | 多幸の湯番台のブログ

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「西遊記Ⅳ写真集」(2009年東海・北陸ぶらり旅日記)第17日目(その5)

「北陸観音霊場」巡礼写真集「6番天徳寺」(福井県若狭町)

撮影日時:平成21年4月23日 場所:福井県三方上中郡若狭町天徳寺。 記事:北陸三十三観音霊場第6番札所:宝篋山 天徳寺(ほうきょうさん てんとくじ)。 4番多田寺のお庫裡さんの紹介で高浜町に近い「マリンプラザ」のレストランで美味しい若狭湾の海の幸を堪能した後は国道27号線を戻り、小浜市の中心街を抜け、さらに東へ進むと旧上中町(現在は隣の三方町と合併して若狭町になっている)に入る。国道から少し山側に入ったところに6番札所の天徳寺があった。ここ天徳寺は公園と一体になった珍しいお寺である。大きな谷の傾斜を上手に使った境内に入ると、まず目に入るのが全国名水百選の清流で、よほど水流の豊富な水源なのだろう。広い境内をこれでもかといわんばかりに縦横に水が流れている。ご本尊の馬頭観世音菩薩を祀る観音堂は境内の奥にあり、本坊からは結構離れている。ここの本尊は公開していないので拝顔料は無し。「瓜割の滝」自体は落差の少ない小さな滝だが、流れる水は日本名水百選に入っており、大勢の人がポリタンクで汲みに来ていた。天徳寺の参拝を終え、国道27号線をさらに東へ進み、国道303号線に入った所にある道の駅「若狭熊川宿」で車内泊をする。(写真の上でクリックして下さい、拡大されます)

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①天徳寺の入口に立つ「馬頭観世音道」の石柱。

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②天徳寺の山門。奥に見えるのは納経所。

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③鐘楼。

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④境内の寸景写真4枚。①苔が美しい庭園。②観音堂の手前にある池。③天徳寺の勅使門。④水の豊富さを象徴する写真、水樋から清らかな水が溢れていた。(合成写真)

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⑤境内で見かけた仏像3体。石仏(左)。 役の行者像(中)。 子安地蔵像(右)。(合成写真)

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⑥観音堂の写真3枚。①観音堂の全景。②「宝篋山」の扁額が掛かる観音堂の向拝。③観音堂の内陣。ご本尊は馬頭観世音菩薩像。(合成写真)

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⑦「瓜割の滝」の写真4枚。シャッタースピードを変えて撮影。①F/7.1 1/25秒 ②F/4.5 1/200秒 ③F/5.6 1/25秒 アングルを変えて。④「瓜割の滝」の説明板。(合成写真)

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⑧滝周辺は元々「水の森」と呼ばれる修験者の修行地で、また朝廷の雨乞いを司る祈祷所だったとされる。現在は町民の憩う「若狭瓜割名水公園」になっている。公園の中のあずまや。

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⑨あずまやのアップ写真。

◆天徳寺:高野山真言宗。本尊:馬頭観世音菩薩。 高野山真言宗のお寺で泰澄大師の開基と伝えられています。平安時代に村上天皇の勅願寺となり、その時の年号天徳が名付の由来と言われています。 ◆本尊:馬頭観世音菩薩:養老年間、天徳寺の開基、泰澄大師が宝篋ヶ山で彫ったと伝えられています。その後、天徳年間にここへ移されました。17年ごとに中御開帳を行っています。 ◆「石仏四国八十八ヶ所」:その昔弘法大師が四国八十八ヶ所を模した霊場を開くために、佐渡の石工に八十八体もの石仏を刻ませたと伝えられています。 ◆瓜割の滝(うりわりのたき):福井県三方上中郡若狭町にある滝で、名水百選の一つ。湧水の流量は4,500t/日。水温が11.7℃と冷たく、その冷たさで瓜が自然に割れたとの故事から「瓜割の滝」と呼ばれる。泰澄大師が開いた天徳寺(福井県)(真言宗)の境内奥の森中にある。滝周辺は元々「水の森」と呼ばれる修験者の修行地で、また朝廷の雨乞いを司る祈祷所だったとされる。また、水中には紅藻類が繁殖しているため、水中の石が赤く染まっている。(若狭町観光情報公式HPより引用)