ときどきスペイン | Bier und Wurst

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突如ドイツに移住することになった中年男の苦労と苦悩をブログ。生活していく術を調べて、わかっていることを記載しています。間違っていたらあとで後で更新します。

たまたまスペインに出張に行く機会があったので、今回はスペインについて紹介させてください。

仕事の関係でスペインのマドリードに行ってきました。

マドリードはスペインの中心にある首都です。人口は325万人で世界でも有数のグローバル都市です。

行って思ったのが、とても建物がキレイ!!どれも白色の5〜6階のフランス風(?)の装飾で統一されていて、どこの通りを通っていても楽しいです!中央どおりはザ・ブランド点の店ばかりでしたが、少し通りを外れるとスペインのラテン気質のレストランが並んでいて夜までご飯を楽しんでいました。

ドイツではあまり食べれない海鮮があってうまうま。

スペインも実は今も王族が残っている数少ない立憲君主制の国です。(ヨーロッパで国王として残っているのは、イギリス、スペイン、ベルギー、オランダ、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンあたりですかね)

ということで、マドリードの中心部にある王宮も見てきました。美しい…

ご飯も美味しくて、建物も美しくて、人も良くてスペインっていい国ですね。でもスペインの国のピークはいつかと言われると、フェリペ2世で「太陽が沈まぬ国」と言われていた16世紀後半でしょうか。南米とフィリピン、そしてポルトガル王も兼任することで世界の大部分を占有した最強国家になっています。南米ボリビアのポトシ銀山の発見で、ヨーロッパには今までの6〜7倍の量の銀が流入するようになってスペイン財政を大いに潤したと言われています。

しかし重商主義(金銀の蓄積を国力の中心とする思想)に傾倒しすぎて、国内の産業の育成する資本主義への方向転換ができなかったこと、溜め込んだ金の大半を戦費(フランスとのイタリア戦争、オスマン帝国とのレパントの海戦、オランダの独立戦争、イギリスとの戦争)に費やしてしまったことで徐々に衰退していき、スペイン無敵艦隊は最終的にはイギリスに敗れ覇権国家の座を明け渡してしまいます。

 

「沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす」ですね。

Adiós!!