「君の名は。」に見るヒットキャラクター制作のヒント | キャラクタープロデューサーのブログ

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今年の映画業界の大きな話題と言えば「君の名は。」の大ヒットですね。

「踊る大捜査線」を超え、邦画では歴代4位の興行収入となったようです。

 

その「君の名は。」の新海監督のインタビュー記事をネットで拝見した事があります。

 

監督のご自宅には、古典作品や昔話の本がたくさんあるそうです。監督は、作品を「カテゴリー」で捉えられていて、「ヒット作品の物語にはルーツがある」事に気づかれたそうです。

 

ウチの会社にも多くの作家さんからの作品持ち込みが多くありました。そのルーツには、「1年前にヒットした作家さんの作品」など直近の作家さんの作風にルーツを持つ物が多かったです。なんだかヒットに追随するだけのものが多く、新しいはずなのに「ありがち」に見えてしまう作品が多かったです。

 

以前、ある分野で日本一の作品(現在も日本一の記録を破られていない作品)を出された作家さんにヒットの秘訣を聞いた事があります。作品を作る前に入念な調査や実際にその場所に取材に行き雰囲気を掴み、作品を作られるという話を聞きました。そして、先生は古典作品にも精通されており、古典作品の要素の一部を作品に加えるそうです。

それは、「設定」「印象的なシーン」「ストーリー」など。「日本人にはそういった作品を受け入れるDNAがある」とも話されていました。

 

キャラクターも同様で「妖怪」「モンスター」は古来からあるカテゴリーです。大手アニメ会社も作品を作る上で、童話や児童文学作品をベースにした作品を制作します。(もちろん著作権をクリアしながらです。)

 

キャラクターを作る上でカテゴリーも重要です。古典に準拠したカテゴリーを設定し、その中に古典作品の印象的なシーンや設定を織り交ぜるといい作品に近づくかもしれません。

新海監督とその日本一作品を作られた方がもう一つ挙げているヒットの要素として、現代風なアレンジも挙げらあれます。古典の作品をリメイクしただけだとなかなか現代の人にもピンときません。auのCMも日本昔話の登場人物だけのやり取りだったらあれだけの話題にはならなかったと思います。

 

日本でヒットさせたいときには日本人のDNAに訴えかける要素を、全世界でヒットさせたい場合は、世界中の人たちのDNAに訴えかける要素を加える事でヒットに近づくかもしれません。発信手法も現代に合ったものだといいと思います。

一昔前だと、「キャラクターブック」や「絵本」など出版社に「採用されないと作品が発表出来ない」時代だったのですが、今は「LINEスタンプ」「電子書籍」「YOU TUBE」などのインフラを使って表現方法も個人でクリエイト出来るので、いい時代になったと思います。

 

作品を作る前に、古典や童話、昔話を研究しぜひヒットに近づく作品作りをしてみてください。