明日発刊のカルチャー誌で「キャラクタービジネスの先生」として、取材を受けました。
3Pほどのインタビューが掲載されると思います。
このブログのテーマでもある「ライセンスビジネス」って何?ってよく聞かれます。
先週、キャラクタービジネスセミナーの講師をした際に、
「ライセンスビジネス」って?というのを交えて話をしてきました。
その「ライセンスビジネス」の事をよく聞かれるので、
いきおい、ちょっと書きたくなりました。
長~い日記になるかも。。。
「ライセンスビジネス」とは、ホントにざっくり言うと「アイデアをビジネスに変える」事を言います。
自分が広告代理店に勤めていたときに「あのアイデアパクられた」とか、
「あれは自分が先に考えたのに・・・」的な発言をよく耳にしました。
「ライセンスビジネス」は、その「先に考えた事」を権利化(商標、著作権、特許とか)
して、いろいろな会社に使っていただいて、その代わりに金銭を得るビジネスです。
「アイデア」を「権利化」するって、よくわからないかもしれません。
著作権は、世間に広く公表した段階で第三者の権利を
侵害していない限りにおいて、権利化されます。
よく「○○はあいつの専売特許だからなぁ」と言います。
(よく言わないですね。最近は・・・)
「専売特許」は、俗語で「得意技」的な意味に用いられますが、
実際の「特許」は、著作権とは逆で「このアイデアは、自分が先に考えました」と
公表する前に、特許庁に申請します。
申請が認められ、「登録」したら本当の意味での
専売「特許」を手に入れる事が出来ます。
ただ、「特許」を手に入れても、その「特許」を使う人がいなければ、ビジネスにはなりません。
自分でその特許をビジネス化するか、他の会社に使ってもらって、
(これをライセンスするといいます。)
その利益の一部を支払ってもらう。
その対価としてもらうお金を「ロイヤリティ」といいます。
自分でお金を投資するのにはリスクがありますし、もっと営業力や資金力のある会社に
それを使ってもらった方が大きなビジネスになり、その権利は幅広く世の中に広がってゆきます。
ドクター中松氏が発明した「フロッピーディスク」がいい例ですね。
自分で、「フロッピーディスク」を大量生産したわけではないですから。
自分がやっている「ライセンスビジネス」は、キャラクターという著作物を
世の中に広める事です。
「キャラクター」=「絵」と思われがちなのですが、その背後にある「世界観」
がけっこう重要だったりします。
同じような絵でも、まったく違った世界観から作られたものは、
全然別のキャラクター(個性)に見える時すらあります。
そして、そのキャラクターは、多くの会社によって世界観やその良さが受け入れられると、
世の中に商品、本、アニメ、ゲームなどの形になってひろがってゆきます。
複数の会社で、ひとつのキャラクター(ブランド)を作ることで、
ブランドイメージが構築されます。
自分たちのようなエージェントがお付き合いするライセンシー(使っていただく会社)
企業さんたちが、作る商品、売られる場所で、そのブランドイメージが変わります。
自分は、「100年愛されるキャラクター作り」を目標にしてライセンスしています。
著作物を30歳で創って、80歳でなくなり、50年後に著作権が切れたら、
それは100年生きたキャラクターになりますよね。
自分が死んだ後も人々に愛されるキャラクターやブランドを
作れたらいいなぁと思っています。
と言っても、それは難しい事ですね。
商品となるからには、流行り廃りがあり、それを見極めながら
世界観やキャラクター性を維持しつつずっと生きながらえる
のは至難の業です。
ウチの業界にはあまり若い人たちが育っていないという声を、
けっこう多くの会社から聞こえます。
その見極めをしながら走る技術が、作業のように簡単に習得できるものではない
ところが原因かな、と思っています。
ライセンスビジネスが、誰もが出来る簡易作業化
出来たらどんなに発展するだろうと思う時があります。
ライセンスは「感性」ビジネスなので、感性を養っていくのが大切ですね。
「感性」を共有できる仲間が増えると、ビジネスが広がってゆくという、
その仲間(ライセンシー)たちで擬似会社を作っている感じです。![]()
「いいキャラクター」「いいブランド」の商品がお店とかで買われたり、![]()
街で使っていいただいているのを見かけるにつけ、
ユーザーとも「感性」を共有している感覚になります。
思わず声をかけたくなったりして![]()
広告代理店時代は、1社のクライアントさんから予算をいただいて広告を作り、
ブランドを作るお手伝いをしていました。
しかし、ライセンスビジネスは、はじめは売り先がない(予算ゼロ
)ところから、
複数の会社で1つのブランドを作って、みんなが売れたら最終的に
売り上げが戻ってくるという、なんだか「成功報酬型の広告ビジネス」
のようなイメージです。![]()
製造業が中国に移り、最近では、特許技術者も中国企業に雇われ始めているといいます。
一人では広げきれないアイデアを、ライセンスという技術を使って、
日本人独特の感性やアイデアとして、もっと世界に広がってゆくといいなと思う今日この頃です![]()
最後まで読んでいただいた方ありがとうございました![]()