大久保建佑です。
以前、コンビニの健康志向おにぎりについてのブログを書いたかと思います。
(もしまだお読みでなければ、こちらからどうぞ)
いよいよ自宅で玄米や雑穀米を炊いて食べるようになり、一層興味が広がっています。
スーパーでも「五穀米」とか「十六穀米」等、炊飯器に入れるだけで良いものがたくさんあります。
そこでふと思いました。
雑穀って色々あるけど、何が入っていてどう健康に良いの?
(引用元:https://www.olive-hitomawashi.com/column/2017/12/post-1006.html)
今回は代表的な「五穀」が何かと、個人的に気に入っている雑穀を書いてまとめてみようと思います。
また、今回の記事を作るにあたり、以下のサイトを参考にさせていただきました。
■五穀とは?
先ず、五穀の定義は国によって異なるようです。
日本では「米・麦・あわ・きび・豆」の5種類を指します。それぞれ、どのような物か簡単に見てみましょう。
・米
言わずと知れた日本のソウルフード。お米と味噌汁と漬物があれば十分と言えます。
栄養価としては「糖質」が主のようで、体を動かすエネルギー源となりますね。車で言うガソリンです。
ちなみに、米(白米)は玄米を精製したものであり、その過程で栄養価が落ちてしまっており、玄米を好んで食べる人もいます。私は玄米派です。
・麦
麦は世界各国で栽培されており、地域によって大麦と小麦、どちらがメインであるか変わります。
ここでは大麦について書きます。
日本における大麦は、米と共に古くから庶民の食の1つとして栽培されてきています。一方、健康食としての面も既に持っていたようであり、日本最古の医学書にもその有用性が謳われているほどです。
そんな大麦は、食物繊維が非常に優れています。白米の17倍以上あり、水溶性と不溶性、両方をバランスよく含んでいます。
現代人にとって食物繊維は不足しがちなので、麦飯などを選べる時は積極的に食べると良さそうですね。
・豆
一言に豆と言っても「どれの事だよ」と突っ込みを受けそうなので、ここでは大豆を取り上げます。
※調べていただくと分かりますが、大豆と小豆の他にもたくさんの豆が存在します。恐らく総称して五穀の1つにするのだと思われます。
大豆は「畑の肉」と言われるほど、豊富なたんぱく質を含みます。その含有量は植物として唯一、肉に匹敵します。それでいてコレステロールを全く含んでいないので、これもバランスのいい健康的な食材とされています。
栄養としては、良く耳にする大豆イソフラボンを筆頭に、必須アミノ酸各種、食物繊維、カルシウム、鉄、葉酸などを含みます。特にビタミンEは精白米の23倍はあると言われています。
そう考えると、無調整豆乳が健康に良いのもうなずけますね。
・あわ
アニメや漫画の表現で「不味い食事」というイメージがありそう(私はそうでした)ですが、明治の末期までは主食の1つとして重要な穀物として扱われていました。
栽培の歴史は、古くは縄文時代までさかのぼる事が出来ます。
栄養価としては、ビタミンB1が多く、他にも食物繊維、鉄分、マグネシウムも含んでいます。また消化も良いため、体への普段も少ないという、正に健康食です。
ちなみに、徳島県が「阿波の国」と呼ばれるのは、あわの名産地だったことから来ているそうです。
・きび(or ひえ)
書物によってきびとひえ、どちらを五穀に加えるかは分かれるようですが、今回はきびを取り上げます。 きびはアジア、北アフリカ、南ヨーロッパで有史以前から栽培されていたとされています。日本に来たのは、あわやひえより遅れています。
冷えてももちもちとして美味しい特徴を持つことから、弁当に向いているだけではなく、団子、餅、お菓子などにも使われています。「桃太郎のきびだんご」の原材料でもあります。
栄養価としては、食物繊維、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などが多く含まれています。
■個人的に好きな雑穀
・アマランサス
聞き慣れないかも知れませんが、個人的にとても気に入っている雑穀です。
中南米を原産国とするもので、古くはアステカ文明やインカ帝国では豆、トウモロコシに匹敵する重要な穀物でした。1975年にアメリカにてその栄養素が取りだたされて「驚異の穀物」として注目された経緯もあります。
その栄養価としては、穀物の中で群を抜くミネラルの含有量が注目されています。他にカルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛を非常に多く含みます。
僕が雑穀を買う時は、アマランサスが入っているかどうかで選んでいます。
いかがでしょうか。
こうしてまとめてみると、世界各国古今東西、穀物は非常に重要な位置を占めていたことが分かります。
日本において一度は衰退した穀物を食べる文化が、平成後半~令和に入って注目されてきたのは、健康を大切にする人が増えてきたのだと個人的に感じます。
40歳、50歳を迎える前に、今の内から健康に気を付けて、長く健康に生きたいと思います。
それでは、良い健康人生を。
大久保建佑