名古屋で音楽活動をしている1人のバンドマンが、音楽を始めたきっかけについて今回は書いてみました。
十何年も前の話、
それは高校生の時、仲が良かった友人からある日、
「ドラムやってみない?」
という一言が、バンド人生をスタートするきっかけとなりました。
声を掛けてくれた“彼”は、もともと路上などで、アコースティックギターの演奏をバックに歌う、ボーカルとしての活動をやっていました。
ただ“彼”の中で、音楽の好みの変化などがあり「ロックがやりたい!バンドを組みたい!」と、思うようになり、メンバーを探し始めたと記憶しています。
実際にメンバー探しが始まり、ギタリストはすぐに見つかったそうです。
その“彼”のクラスメイトに、小さい頃からギターをやっているという子がいたみたいで、すぐに意気投合したそうです。
残るはベースとドラム、、、
そこで、登場するのが僕です。
ドラムなんて触ったこともない僕に声を掛けてきたんです。
「ドラムやってみない?」と一言。
最初はもちろん、かなり戸惑いました。
でも色々自分の中で、何か引っかかるものがあったんですよね、きっと。
話は少しさかのぼりますが、もともと中学生の時、野球部に入っていたのですが、端的に言うと、練習が嫌いな子でした。
野球部をサボって、よく友達と公園で野球をやっていたのを覚えています。
好きは好きだったんだと思います。
でもそれは良くないなぁと、ずっとモヤモヤしたものがありました。
だからこそ、高校に入ったら、野球部に入り、ちゃんとやり遂げよう!
そして受験の年になり、志望校を決めないといけない時期になり、僕はそこそこ野球部が強い高校を選びました。
ちゃんとやり遂げて、変わりたい。
そんな気持ちがあったんだと思います。
そして高校へと進学し野球部に入部しました。
でも、
僕はその入りたかった野球部を、入部から1週間で辞めてしまったんですよね。
親にも高いグローブや、スパイクも買ってもらいました。
本当に申し訳ないことをしたと思っていました。
ただ、そこまで“好き”という気持ちが強くなかったんですよね、これは今思えばの話ですが。
でも当時は、
僕は何をしてるんだろう
僕は何がしたいんだろう
そんな事を考えていました。
友達と遊んで、バイトして、なんとなく過ごしながら、代わり映えのしない1日1日が過ぎていくばかりでした。
そんな時だったんですよね。
“彼”からバンドに誘われたのは。
特に趣味と言えるものもなく、平凡な日常を過ごしていた僕に、新たな刺激がやってきたのです。
もともと音楽は好きで、ずっとイヤホンで音楽を聴いているような高校生でした。
声を掛けられた時、「あ、これだな。」と、自分の中で何かが動きました。
二つ返事で引き受けた気がします。
こうして僕は“ドラム”という新たな趣味を始めることとなりました。
もちろんやったこともないので、不安も大きかったです。
でも、やってみないとわからない、そう考えるようにしたんです。
その後は、残りのベースをやってくれるメンバー探しです。
何人かの友人に声を掛け、わりとすぐに見つかり、人生初めてのバンドを結成することとなりました。
でもまぁそのバンドも、一回もスタジオ練習することもなく解散してしまったんですけどね。
色々あったんです、、、
詳しくは覚えていないのですが、なかなか集まれなかったり、うまく進まなかったんですよね。
でも僕は、わりとやる気になっていたし、ドラムスティックも買って練習を始めていたので、ここで終わりっていうのも納得がいかず、“彼”と2人で新たにメンバーを探し始めることになりました。
お陰様でその後は順調にメンバーも見つかり、スタジオに行き練習をして、ライブ活動を行い、そんな極々普通のバンド活動を行う高校生活を過ごすこととなりました。
高校卒業と同時にバンドは解散してしまいましたが、本当に仲も良く、いいバンドだったと今でも思います。
卒業後は僕を含め、メンバーそれぞれでまた新しくバンドを組み、活動を続けていました。
途中、新しく結成したのにまた解散したりと、色んなバンドを経験しました。
中でも僕に関しては、ドラムからギターへと転向したり、歌っていた時もありました。
(この辺りの話はまた別の記事で詳しく書きたいと思います、、)
そして今は、ギターとして活動を続けています。
その今、メンバーとして組んでいるのが、僕を最初にドラムとして、そして音楽の世界に連れ込んだ張本人、“彼”になります。
ボーカルとギターという、バンドというよりは、2人組のユニットとして活動しています。
お互い高校卒業と同時にバラバラになり、違うバンドとしてずっと活動していましたが、
こうやってまた一緒にやることになるとは思ってもいませんでした。
もちろん一緒に活動していない間も連絡は取っていましたし、よく遊んだりもしてました。
ただ歳を重ねていく事に回りの友人も音楽を辞めてしまったりする中で、巡り巡ってまた“彼”と活動できることに、すごく喜ばしいし、何よりこれこそが縁、と感じてます。
中学、高校と、野球をやろうとするも、結果辞めてしまったりする中で、音楽だけが自分の中でずっと続けてきた事だと思っています。
“彼”、改め“相方”には本当に感謝しています。
今、一緒に活動していることももちろん、何よりこの音楽という世界に引きずり込んでくれたことにです。
“きっかけ”というものはどこから繋がるかなんて本当にわからないです。
最初は自分でもここまで続くとは想像もしていませんでした。
でもこうやって出会った音楽、僕はいつまでも続けていきたいと思っています。