うちには2人の🐱猫がいる。一人は女の子でおとなしい。

もう一人は男の子でやんちゃで手がかかる。

男の子の🐱はよく一晩か二晩泊まってくる

その度に心配しては警察や動物センターに連絡する。そして

「こんな子だと思わなかった。」

と苛立ちヒステリーを起こしてしまう。

そういえば学生アパートの窓が開いて男の学生さんの

「じゃあまたね。」

という声がしたと思ったら、うちの男の子🐱が出てきたがある。



猫🐱って人間の母性をダイレクトに目覚めさせる。よくも悪くも強烈な母性、ユング心理学でいうグレートマザーだ。



私がT女のJK二年、まだ非進学校T女から東大に入ってやろうなんて無意味でバカな幻想を見て居た頃なので、東大を目指すために図書館に行った。然し実際は受験参考書を持って図書館に行っただけで勉強何て全然しなかったけど、暇なのでブラブラと館内を歩いいた。そしてふと書架に

「昔話の真相」

という本に目がとまった。何気なく手に取ってみた。そしてなにげなく冒頭の章を読んでみた、活字がてんで読めない私がけど、なぜかすーっと本の世界に入っていった。

兎に角凄まじい内容だ。

これを読んで私は東大受験?をあっさりと放棄してしまった。

この「昔話の深層」はユング心理学の河合隼雄氏だ。そしてそこに描かれるている強烈な母性は男の子を去勢しそして自分と同化してしまう。猫の男の子を飼って私も自分の中のこの強烈な母性の存在に初めて気がついた。

こんなに私のてを煩わすんだったら安楽死させて火葬にして遺骨を食べてしまおうか...本当にそんなことを考えたこともあった。まさに

『昔話の深層』に描かれている強烈で凄まじいグレートマザーそのものだ。


私が6歳まで過ごした山大前の官舎アパートは半地下に共同の大浴場?(というか中規模浴場?)があり曜日によって男湯になったり女湯になった。

官舎浴場には言うまでもなく家庭を守る主婦たちの宴の場だった。そこでは時には、というよりよく旦那...男性の悪口で盛り上がったりしたものだった。

そこには女は私も含めて安らぎと優しさを守り抜く生き物であり、その安らぎとやさしさを脅かすものには容赦しないという凄まじさを内包したら生き物だと思った。そしてその背後にはグレートマザーという母なる絶対者、絶対母性の姿が垣間見えた。