昨夜は最低気温が28.7℃ありました😓
うちはエアコン入れない派なのでエアコンなし扇風機で対応しました。エアコンの風が苦手な女性って結構いますね。きのう話した八日町の人もそう...。
兎に角昨夜は全く寝られませんでした💦
この上、うちの子(🐱)の一人が帰って来なくて、どこに行ったのかと気になって気を揉んでしまい、ついついうちに来る他の🐱を怒鳴り付けたりしてしまいました💦
今日その昨夜怒鳴り付けたりしてしまった🐱に
「きのうは怒鳴ってごめんにゃん🐱」
と謝ったら、かわいく嬉しそうに
「にゃんにゃん」
と言ってくれました。
良かった🐱

さて、

中学卒業と同時にわたしの父でもある糞文学者に

「この家から出ていってくれないか...。」

とO市の遠縁のSさん宅に世話になって、そしてそこからT女という私立女子高に通った。

T女時代、私はSさん家族に馴染めないで自分の部屋で一人で本を読んでいた。

でもT女卒業後、サーファーガールになってビーチに就職した私は幸恵さんという私を妹のように愛してくれた女性と巡り合って少しづつ普通の人の感覚が解ってきた。
そして、お世話になって抱いていたSさん宅の家族の一員として溶け込み始めた...。

しかしその間わたしの父でもある糞文学者は岩波書店風の詰まらない本をアレコレ発表していたらしい...私が世話になっているSさん宅にも糞文学者の書いた詰まらない本が年中送られてきた。誰も読まないけど...。

一方でSさんの奥さんは

「香織ちゃん、貴女うちの子にならない?いいひと見つけてこのうちから嫁いで行かない?」

といってくれたのはT女卒業してから三回目の秋のことだと思う...。

一方で幸恵さんは私が世話になっているSさん宅にもやって来て
「でも幸恵さん、香織ちゃんと似ているね...誰が見ても兄弟だよ。」
と言われるとやはりとても嬉しかった。私たちは中学高校時代に帰るかのように幸枝さんから例の幸恵さん高校時代の濃紺サテンの短パンを二人で穿いては上のシャツも同じかわいいマゼンタピンクのポロシャツにきては
「本当に中学高校時代一緒でなかよしだったみたいだね。」
というと、もう二十歳台の私たちだけど、でもまだティーンズに帰ったように甘酸っぱくプラムソーダのようなオーラに満たされた。
幸恵さんは間も無くヴァンサンカン(25才)結婚という二文字がすぐそこに迫っている頃だ...。

ある週末、世話になっているSさん宅の茶の間から糞文学者の声が聞こえる。

「うちにはうちのやり方がある。もううちの娘に関わらんでくれ!」

「うちの娘はクラシック音楽や文学を愛する

娘のことは僕か一番解っている!」

何て言う声だ。頑固な毒文学者である私の父あの人は絶対に譲らない。

「香織は一緒にドイツにつれていく。」

そして私に

「おい、一緒にドイツに来てもらうぞ。」

と始まった。

「ドイツを舞台にした長編小説を書こうと思っている。前から抱いていた構想だ。一緒にドイツについてきてもらう。」

つまり私をSさん宅から引き離し、幸恵さんからも引き離すと言うことだ。

気が付けばわたしはいかにも外国文学研究者のお嬢さんという格好で成田の搭乗ゲートからルフトハンザに乗り込んできた。私よりもウエストが三倍ぐらいあるドイツ人のお姉さんにボディチェックされた。飛行機に乗るたびにボディチェックされるけど、時にはきれいなお姉さんにボディチェックされると、ふと甘酸っぱい、百合な気持ちがハートにときめいたりする✨そんなこともあったな✨
ぴぴーんって目から目へとオーラが走って...。

それはともかく糞文学者は日本人のひとり旅を見つける旅に
「ここいいですか?」
と始まり、
「いやー僕は毒文学が専門店ですがギリシャローマ辺りもかじっていましてね...。」と始まる。
「しかしいやー人間は愚かなもんですな、古代ギリシャローマから何一つと進歩していない。戦争を繰り返して...」
なんぞと始まれば聞かされる相手は
「うるさいね」
と、ムッといっては立ち上がり無言で荷物を持ってそしてキッと睨み付けては他の車両へと移動していく。それでもあの糞文学者はわかはないのだ!自分が本の知識の世界しか知らない井の中の蛙だって言うことを...。

そして糞文学者に囚われの身の私に、幸恵さんから
「秋には結婚するから、その前に香織ちゃんと会いたい」
という連絡が来た。糞文学者はそんな連絡を握りつぶしては
「本を詠まんやつとは付き合うな!」
状態、なので折角連絡をもらって返答する事はできなかった。
しかしもし
秋に結婚すると幸恵さんとあっていたら...と思う。やがて秋には幸恵さんは旦那さんと新しい家庭という居場所に行ってしまう。私となかよし姉妹だった世界から去ってしまう、だからその前に合ってそして抱かれたかった。
秋には結婚して私の行くことの出来ない新しい家庭へと去ってしまう幸恵さん、たぶん幸恵さんが育ったあの不動明王門前の家で残りわずかな日々を過ごし、その茶の間に私もいただろう。
幸恵さんのご両親は
「香織ちゃん、幸恵が嫁いで行ってもここに遊びに来てね。」
といってくれるだろう...。
そして幸恵さんは私を抱いてそして頬擦りをして
「香織ちゃん、好き、」
といって私の胸のなかで涙を流すだろう...。