最新の記事一覧 月別記事一覧 テーマ別記事一覧語り継ぐ程の愛じゃないけれど誰にも伝えられないのは罪恋だと思いたくないのですその歌を止めて、あの頃の憧れに連れ戻されるから胸を掻きむしられる激情が流れ涙が溢れるのですあまりにも知らなすぎて消息を忘れてしまう月日を巡って透明な記憶の貴方をなぞるのです恨みごとを言うつもりはないからただいつも貴方の未来を見ていたかったのです噂を頼りにすがる気持ちを凍えながら歩むのはただ一条の光に暫し赦されたいのですゆるやかな川の流れに身をまかせて瞳をとじると貴方がそばにいるようでこのまま眠り続けるのです願いが叶えられる望みがあるのなら何もかも捨てて世の中が滅びる呪文すら唱えるのです逢わないままで恋する迷いを手放せない生き方を否定より何より貴方を忘れたくないのです謗法を巡らせて清い眼差しを持って生きるのを非難されても何処までも信じるのです細やかな気遣いよりこの瞬間に鼓動する息すら鮮やかな言葉を下さい厳密に練った計画を無残に踏みつけられて嘲笑う奴等を1段高みから不敵に微笑むのです思うように上手くいかないのが日常であってそれをひっくり返す勢いの感情を持つのです堂々巡りの言い訳を繰り返す争いなんてこれから起こる粛清に比べれば些末なのですひとりは遠い旅にもうひとりは終わらない旅に私は道標のない旅に重い足取りで逝くのです貴方に逢えなくても決して振り向いてもらえなくてもただ風になって漂うのです震える指先で最後の手紙を書くのは優しい嘘を重ねる貴方を繋ぎ止める情熱しかないのです日だまりの中で慟哭する感情を押し殺して自分に魔法をかけて目を醒まさないようにするのです雨粒ばかりあたり俯き甘んじる流浪の日々にはやがて訪れる天国への階段は現れないのですスピード勝負の決め手ならどんな汚い手口をも必ず晒して知らしめるのですいつかどこかできっと、細くちぎれそうな運命の糸を手繰り寄せないのは悲恋だからです<< 前ページ次ページ >>