おはようございます
昨日は夜間作業を無事終えて今日は請求書作成
先日行ったお客様のお話し。
そのお客様の家を1カ月かけてリノベーションしました。
ちなみに、リフォーム、と言えば小規模改装。
リノベーションと言えば大規模改装。
と思って頂ければ簡単です。
で、
そのお客様は、契約までの愛想は良かったのですが、工事に
入ってからは一転、実はクレーマーでした。。。
もう定年して嘱託で仕事をしているので、しょっちゅう現場へ来るのですが、
段取り一つとっても文句を言ってくるのです。
仕上げに伴って工程や段取りをしていたのですが、横から
『大工さんは今日は来ないのか？』
『来たらついでにここもやってくれ！』
『ここは納まりが気に入らないから一からやり直してくれ』
『先日はOKを出したけどやっぱり気に入らないから直してくれ』
『追加工事は全部サービスだろ！？』
『これ買ってきたからついでに取り付けてくれ』
と、わがまま言い放題でした。
工事の後半では、職人さんたちもそのお客様に嫌気がさしてきて、
『この現場にはもう来たくない』 『ここだけはもう別の人間を段取りしてくれ』
など、
本当にいろんな意味で嫌気のさす現場でした。
その家は、築25年の建物ですが、地盤が不動沈下して
東西で13センチ傾いていたんです。
改装時は建具や仕上げの関しての調整が難しく、かなり苦労したんですが、
システムキッチンなどの水回りはレベル（水平）で取付しなくてはならず、
これもまた一苦労しました。
そして、完成したキッチンを見て・・・
『換気扇に手が届かない』と奥様が・・・。
基本的な標準高さで取り付けていたのですが、実際使うのは施主様ですから。。。
僕も高さの確認をしなかった非を反省しつつ換気扇だけを下げる工事を再度
行いました。。。
そしたら、次は、
『吊り戸に手が届かない』・・・・
もう言いたい放題です
言うままにキッチンが水平なので吊り戸・換気扇も水平に取付ました。
で、また、
『吊り戸が斜めについてる！』と・・・。
そりゃそうです。家が傾いているのだから水平に取り付ければ
天井とは斜めになってしまいます。
最初は目の錯覚を利用して、キッチン前についている窓の額縁を
焦げ茶に塗って、さも水平に見えるようにその上に吊り戸棚をつけていたんですから。
これが斜めについている（ように見える）状態。
実際はこれがレベル。
最後の取外し・・・。
職人さんも、もう嫌気顔
結局最初の状態に戻す・・・。
こういうお客さまって、
自分が一番正しい！ って思ってるんでしょうね。
僕も営業サイド見たみたいなものですから、決して口に出したり
顔に出したりはしませんが、いい加減理解力があって欲しいものですね。
良かれと思ってやっていることも、
こう文句を言われれば、してあげようという気持ちすらおこりません。
この現場では、僕もできる限りのことはしましたが、
正直、メンテすら行きたくはないのが本音です。。。
（人間性の問題です。もちろん施工した部分のメンテは行きますが・・・。）
一度OKを出してもその日の夜には電話をかけてきて、
『やっぱり気に入らんから・・・』
と言われれば、誰だって嫌気がさすと思いますよ。
挙句の果てには、
『そんな話は聞いていない』
です。一般的な解説をしただけなのに。
まさに請負師は『請けたら負けるんです』。。。
この現場の最後には東北巨大地震もおきているのですが、
このお客様夫妻は一言も話題に出なかったくらいです。
東北の皆様を想えば、
今の僕らはすごく幸せな環境なんでしょうが、
それとこれとは話が別なのでしょう。
と、
まあ、愚痴BLOGになってしまいました。。。