和ろうてはりますか~

今のペースでは遣りたい狂言ぜんぶするには百歳越える必要があるけんすけ福のかみでござる

 

 

狂言を習い始めてちょうど八年(カルチャーでのお稽古開始より)となってござる

八年前の夏に三十年ぶりに狂言に再会し、ご縁を感じて教室の初回(講師交代で新規講座となった初回)に参加して以来八年

半年ごとに変わる演目ですでに十六番の狂言と小舞【謡】を習ってまいってござる

 

氣うつりの激しい(と思う)自身の性格を思えば、これほど続くと申すはまことにこころから狂言することを望んでいたということでござろう

 

初めの出逢いでこの氣もちに氣づいておったなれば、違う道もあったかもしれぬと幾度も思うてはござるが

 

結局そのときに氣づいていなかったからこその今があるのでござるし、その今を楽しゅう思えるのも30年の熟成の賜物なのかも知れませぬ

 

カルチャー5年目に師匠の社中(素人弟子会)を立ち上げることになって古参のわたくしが幹事という大役を担うことになってござるのもすべてご縁による不思議な流れを感じてござる

 

狂言を学ぶ仲間は社中でもカルチャーでもみなさん少しユニークで魅力的な面を持ってござるし、それぞれに表現したいものがありそれをお互いに尊重しているように思えまする

 

師匠はとにかく狂言を観ることも学ぶことも、演じる・表現することも楽しくできることが一番大切と仰ってござれば

 

その教えがみなさん一人ひとり、それぞれの遣り方で実践できていることがなにより大蔵流茂山千五郎家の狂言をしていることなのではないかと思うているのでござる

 

これまでも何度も描いていることではござるが

 

狂言は観るにしても学ぶにしても、演るにしても楽しゅうに、が一番と存じてござる

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なお千秋や万歳と

俵を重ねて面面に

俵を重ねて面面に

俵を重ねて面面に

楽しゅうなるこそめでたけれ